――あの頃の自分に喝を(笑)。その後、実際に芸能生活が始まり、イメージ通りの活動はできたと思いますか?

気づけば芸能活動を始めて5年くらい経っています。描いていた夢に、今やっと1歩ずつ近づいていると思います。これまでの中学・高校生時代は、ずっと苦戦していて、チャンスを掴めず、思い返してみるとメンタル的にきつい時期もありました。ですが、その気持ちをバネに、今お仕事に臨めています! あの時の気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたいです。

■「決して1人じゃない」

――2020年には初の水着グラビアに挑戦。『FRIDAY』の表紙も飾るなど注目を集めましたが、ご自身を取り巻く環境に変化は感じましたか?

ありがたいことに、SNSでの反響をたくさん頂けて本当に嬉しかったです。皆様からの声もそうですが、どのコンビニに行っても、自分が表紙を飾らせていただいた雑誌が置いてあることに驚きがありました。改めて表紙ってすごいことだなと実感しました。

――2021年は『機界戦隊ゼンカイジャー』にフリント役で出演。こちらも大きな出来事だったかと思います。2月27日に最終回を迎えましたが、この作品を通して得た気づきがあれば、教えてください。

まず、ゼンカイジャーを1年間応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました! 皆様の応援があったからこそ、フリントを精一杯演じ切ることができました。私はこの1年間フリントからたくさんの元気と、勇気をもらい、どんなに挫ける事があっても、決して1人じゃないということを学びました。これからは私が皆さまに想いや勇気を与える番です! 楽しみにしていてくださいね。

――最後に、森さんが今思い描く今後の展望を教えてください。

今年は様々なことにチャレンジして、女優業でたくさんの姿を見せていきたいです。バラエティ番組などで、森日菜美をどんどん広められるように、今まで以上に全力に痛快に頑張っていきます!

(C)中山雅文/講談社

■プロフィール
森日菜美(もり・ひなみ)
2001年3月30日生まれ。東京都出身。2014年、「東宝芸能創立50周年記念」オーディションで合格し、芸能界デビュー。翌年、『校庭に東風吹いて』で映画デビュー。2021年、スーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)にて、唯一の女性戦士として出演。2022年、1st写真集『もりだくさん。』を発売。