女優の森日菜美が、2月24日に1st写真集『もりだくさん。』(講談社 2,970円)を発売した。スーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)に、唯一の女性戦士・フリントとして出演し、一躍注目を集めた彼女。芸能界デビューのきっかけ、「苦戦していた」という芸能活動、そして今後の目標についても話を聞いた。
■大人っぽいカットも「飾らずに挑みました」
――1st写真集『もりだくさん。』は「南国編」「雪国編」「フリントと私編」の3部構成になっています。それぞれの見どころを教えてください。
まず、はじめの「南国編」は一人旅をテーマとしていますので、きっと今しか出せない素の表情が惹き出されていると思います! 見どころは、“近くにいたらこんな子なんだろうな”と想像するようなカットから、1人たたずむ大人びた表情の写真で緩急を楽しんでいただけたら嬉しいです。そして、雪国編は「キミとの冬」と名付けたように、一緒に旅行に行った彼女感を描きました。距離感が一番近いので、身近に感じていただけると思います!
最後の「フリントと私編」は、私のわがままを全て叶えていただきました。この部分に関しては、“思う存分森日菜美を堪能してくださいね!”って、ちょっと恥ずかしいですけど……(笑)。紛れもなく全て見どころです!
――森さんの元気いっぱいで明るい性格が伝わってくる写真だけでなく、大人っぽさが感じられるカットもありました。こうしたカットはどんな風に気持ちを作られたのですか?
なるべくいつもと変わらず自然に、飾らずに挑みました。「今から表紙カット撮るよ」など、大事なことを事前に言われてしまうと、表情も気持ちにも力が入ってしまいがちなので、普段は聴かない音楽を聴いて、テンションから大人びるようにして臨みました!
■オーディションを受けた理由
――20歳の節目の写真集ということで、森さんのこれまでを振り返らせてください。2014年に「東宝芸能創立50周年記念」オーディションで合格し、芸能界デビューされましたが、オーディションを受けたきっかけは?
小さい頃からテレビっ子で、学校から帰ってきて、ずっとテレビを観ていました。『1リットルの涙』というドラマにすごく心を動かされ、“表現する側になりたい”と、いつの間にか漠然と思い始め、その気持ちを母に打ち明けた際に、一緒に東宝芸能のオーディションを見つけて応募しました。
――オーディションに合格した時、「自分は今後、こんな風に活躍していくのかな?」と思い描いたイメージはありましたか?
イメージは全くありませんでした! あの頃の私は自分の状況も分かっておらず、“とりあえず自分らしく楽しんだもん勝ち!”としか思っていませんでした。あの時の私に喝を入れたいです(笑)。