ABCテレビのスペシャルドラマ『今夜、わたしはカラダで恋をする。』があす27日(24:00~25:00※関西ローカル。TVer、GYAO! で見逃し配信あり)に放送される。今作は3人のヒロインが沼男子と過ごす一夜を描いたオムニバスラブストーリー。人には相談できないけれど誰もが抱えているような“ちょっと過激な性の悩み”を女性視点で繊細に描く意欲作だ。
今回は、Ep1「繋がってるのは、カラダだけ」で男性経験豊富ながら元恋人のことが忘れられないでいる小夏を演じる石田ニコル、Ep2「君を抱きたい、と思った夜。」でAV鑑賞が趣味の超インドア派な大学生あかりを演じる寺本莉緒、Ep3「エッチなことしたいって言ったら、嫌いになりますか?」で彼氏のセックスに不満を感じている古着屋で働く莉子を演じる美山加恋に、「女性が共感できるお話」だという今作の見どころ、劇中に登場する沼男子への印象や、互いにセクシーだと感じるポイントを聞いた。
――台本を読んだ感想を教えてください。
石田:身近な話でありながら、作品としてはあまり描かれてこなかったような悩みがテーマになっていて、新鮮だなって。過激な内容も含めた女の子の悩みが全面に出ていて、とても面白い台本だと感じました。
美山:1話目から女性が共感しやすいお話で、安心感を覚えながら読み進めていきました。私はこういった恋愛模様を描いた作品に参加することがあまりなかったので、どう表現しようかな、お2人はどう演じるんだろうと想像しながら読みました。3話とも全然違って面白かったです。
寺本:最初にお話をいただいたとき「エモい作品にしたい」と聞いていて。「エモい作品ってどういうことだろう」と改めて考えながら台本を読みましたが、3話それぞれに違った“エモさ”があって、うまく表現できたらいいなと気合いが入りました。エロになりすぎない恋愛模様と、「こういう男の人いるよね」という点から女性に共感してもらえる作品だと思います。
――今作には、3話に共通して大沼亮介さんという35歳の男性が登場します。「出版社の企画・宣伝担当、穏やかで優しく知識も経験も豊富なモテ男」で、女性がハマる“沼男子”というプロフィールとなっていますが、大沼さんにどんなイメージを抱きましたか。
寺本:出会いたくないなと思いました。理由は……“沼ってしまいそう”だからです(笑)。大沼さんとのシーンでは、かっこいいことをナチュラルにこなす姿を見て「こんなことされたらそりゃ好きになっちゃうよ」と思いながら演じていました。
――寺本さんは、こういう男性を好きになってしまうタイプですか。
寺本:なります(笑)。
美山:私が演じる莉子にとっての大沼さんは、本気になるとかならないとかではなくて、彼氏の森山くんとうまくいくためのきっかけなんですよね。だから、こういう人と出会うことも大事な経験なのかなと思いました。
――大人な意見ですね。美山さん自身はいかがですか。
美山:私は大沼さんみたいなタイプの人にはハマらないです。危険を感じてしまいます(笑)。
石田:私演じる小夏は一番年上のキャラクター。大沼くんとはもともと付き合っていたということもありますが、いろんな経験をしてきたうえで、それでも疲れたときに甘えたくなる相手なんだと思います。良くないな、危険だなと分かっていても、どんな状況でも受け入れてくれるキャパがあるからこそ、大人女子も“沼る”存在だなと。一緒にいて気が楽というか、落ち着いちゃうんでしょうね。
――石田さん自身はいかがですか。
多分近づかないと思います(笑)。でも、分かっていても……飲みに行こうと連絡してしまうかもしれません。お話し相手になってもらったら楽しそうですよね。