3月18日よりWOWOWにて放送・配信スタートする「WOWOWオリジナルドラマ 『青野くんに触りたいから死にたい」』(23:30~)で、幽霊となった彼氏と恋模様を織りなす女子高生を演じた女優・高橋ひかる(※高ははしごだか)。2014年に12歳で芸能活動をスタートさせ、劇中で描かれる10代の日々を芸能界で過ごし、昨年には20歳の誕生日を迎えた彼女に、キャリアにおける「転機」を問うと、2019年における休養という答えが返ってきた。体調不良に伴って心身を休めた彼女には、どんな思いが去来していたのか。「引っ込み思案だった」自分からの変化、原動力になっていることと併せて語ってもらった。
――優里の日常は、青野くんに告白することで変化していきますよね。彼女にとって、ある種の転機になったのかなと思います。昨年に20歳の誕生日を迎えた高橋さんにとって、10代のキャリアにおける転機と言えるできごとは、なんでしょう?
休養したことが、私の中で大きなきっかけかなって思いますね。体調を崩してしまって、何か月か休養させていただいたんです。作品に入ることが決まっていたので、急遽代役を務めていただいたり、たくさんの方にご迷惑をおかけして、申し訳なかったし、悔しかったし、不甲斐なかったですね。一つの作品を作る歯車として、「ちゃんと役割を果たしたいな」って、改めて思ったんです。そこはちゃんと考えさせられましたね。わかっていたようなことだけど、改めて考えさせられたきっかけになりました。
――体調不良後の休養のあとには、コロナ禍もやってきました。現場への向き合い方や、日常の過ごし方で、具体的にはどんな変化が生まれました?
作品に入っている間はどうしても、朝が早かったり、夜が遅かったりが連日続くので、睡眠時間が短くなるのは、まあまああることなんです。なので、作品に入っていない間は、リフレッシュをするっていう人が多いんだろうなと思うんですけど、私の場合は、作品に入っていない間は、バラエティだったり、自分ができる何か、お届けできる場、例えばYouTube、ラジオ、雑誌だったり、いろいろなところでチャレンジすることは、常に続けています。
表現するっていうことも勉強になるし、好きだし、難しいなとは思いつつも続けたいなって思うことなんですけど……こういうコロナ禍になって、働き方っていうのは、改めてちゃんと向き合わないといけないところなんだなというのは、周りの人も考えていますね。自分は今まであまり考えていなかったんです。「来る者は拒まず」って(笑)。ちゃんと考えることも大切なんだなって思いますね。でもやっぱり、難しいなとは思います。