高校卒業後、『チア☆ダン』で女優デビューした伊原だが、小学生のときから子どもミュージカルでレッスンを受けていた。舞台との関わりは深く、「舞台は大好きです!」と語る。

そして、高校時代にはダンス部で数々のステージを踏んだ伊原にとって、きっとステージが一番生き生きと輝ける場所なのだろう。自身も「それはすごくあると思います!」と断言する。

「舞台は最初から最後までストーリーがわかっている中で、みんなで話し合って作品を深めていき、さらにお客さんも入って化学変化でどんどん進化していく。ダンスとしても小さい頃から舞台に立っていたので、舞台でお芝居や歌・ダンスによって表現できる環境は、うわぁ~楽しいな! って思える瞬間がたくさんあります」。

女優デビュー後は、経験がなかった映像の仕事に悩んだ時期も。「結末がわからない物語を演じることや、物語とは違う順番で撮影することが難しくて、どうしたらいいんだろうと悩みました」。だが、「昨年、自分が好きだったミュージカルをやらせてもらい、演劇にも触れたことでお芝居の楽しさを改めて感じることができましたし、そこで学べたことが映像にも生かせるなと思いました」と、舞台で手応えをつかんだ。

そして、「映像でも舞台のように全体を考えて掘り下げたら、もっと役として生きられるのかなと。今の私ならどうなるのかなと映像へのワクワク感があります」と期待感をあらわにした。