一般的にグループと言えば、そこにはメンバーの名前や、構成人数などが紐づいてくるが、EXILEというのは既成概念に捉われない変化と進化を遂げている。「EXILEとは?」という質問を投げかけると、世界が「魂なんじゃないですかね」と回答する。続けて世界は「これまで在籍した先輩を含め、全員が同じ志を持っている。そこで繋がっている集合体。いまの14人も、その魂をベストな形で表現する集まりなのでは……」と説明した。

世界の言葉を受けたEXILE TETSUYAは「その魂を言葉で表現すると“LOVE”“DREAM”“HAPPINESS”であり、それを可視化したものがEXILEというグループだと思います」と補足する。さらにEXILE TETSUYAは「よくHIROさんは『LDH=EXILE』と話されていますが、それは会社とグループが一緒という意味合いだけではなくて、根幹的な“LOVE”“DREAM”“HAPPINESS”という大きなテーマが、EXILEに紐づいているということだと思います」と解釈を述べていた。

1月1日、新生EXILEとなった14人体制初となるオリジナルアルバム『PHOENIX』が発売された。橘は「みんなキャリアも長くなり、良くも悪くも客観的に物事を見るようになってきていると思うんです」と語ると「そうなると、グループに入った当時の荒々しい感じが、どうしても薄れてきてしまう。でも2022年は20周年にあぐらをかくわけではなく、原点回帰ではないですが初心に戻って、前のめりにEXILE魂を燃やしてやっていきたい」と大暴れすることを誓う。

コロナ禍により元気がなくなっているエンタテインメント業界。橘は「20周年なのに、こいつら相当ストイックだなと思ってもらえるぐらいに頑張って、少しでもエンタメ業界復活に力を注ぎたいんです」と強い使命感を見せると「ニューアルバムをひっさげたツアーは、きっと間違いのないものになると思うので、ぜひ楽しみにしてほしいです」と力強く語ってくれた。