――『World Buzz Cooking』のコメント欄は本当に平和な世界で、「おいしそう」とか「渚さんの笑顔が素敵です」といった声が並んでいますよね。
コメントは全部読んでいるので、皆さんの温かい言葉に励まされています。このYouTubeは、本当に自由に話したりチャレンジしたりしているので、その姿が「楽しそうでいいね」と言ってもらえると、すごくうれしいですね。
――モチベーションにもなりますか?
なりますね! 徐々に再生回数も伸びてきて、いろんな人に見ていただけて、本当にうれしい限りです。
――再生回数は、結構気にされるのですか?
最初はあまり気にしていなかったのですが、スタッフの皆さんに「結構伸びてきたよ」と教えてもらい、意識するようになりました。たしかに、やり始めた頃よりも伸びてるなと思って、うれしくなっています。
――視聴率のように、やはり数字が気になるのは宿命ですね。
視聴率より気になるかもしれないです(笑)。実数が出てくるから、再生回数が少ないときは、ちょっと悲しくなります(笑)
――こんなことをやると再生回数が伸びるという感触などはありますか?
全く分からないです! なので、再生回数が伸びると何が良かったのか、すごく聞きたいですね。
――今日の収録は盛り付けに集中するあまり、後頭部が映っている時間が長くなってしまいましたが…。
そうなんです、だからどういうコメントが来るのか心配ですね(笑)。今日はカメラを意識せず夢中になって作っていたので、視聴者の皆さんにはあらかじめ「申し訳ありません」と伝えておきたいです。
――料理番組であそこまで視線を落とすシーンも、なかなか珍しいです(笑)
良くないですよね…。会社でもデスク作業していると「目が近すぎるんじゃない?」とよく言われるので、離さなきゃいけないと思いつつ、集中するとやっぱり近づいちゃいますね。
■食リポ技術も少しずつ向上?
――『World Buzz Cooking』をご担当されて半年になりますが、だいぶ慣れてきましたか?
そうですね。収録に来るたびに料理のスキルを少しずつ上げているので、お料理教室に通っているような気分でもあります(笑)
――地上波の番組で生きていることなどはありますか?
この番組で取り上げるのは普段なかなか食べることがない世界の料理なので、「これを言葉にするにはどうしたらいいんだろう…」といつも迷うんです。食リポとしてはすごく難しいので、日本で食べられる料理の食リポは、少し気が楽になりました。この収録で、食リポの技術というのも、少しずつ上げられてきいるかな?という感じです。
●渡邊渚
1997年生まれ、新潟県出身。慶應義塾大学卒業後、20年にフジテレビジョン入社。現在は『めざましテレビ』『もしもツアーズ』『ワイドナショー』を担当する。モットーは「笑いは人の薬。比較論では幸せになれない」。