お笑いコンビ・ダイアン(ユースケ、津田篤宏)の東京初冠レギュラー番組『ダイアンのTOKYO STYLE』(TBSラジオ、毎週土曜 20:30〜)が1月1日よりスタートした。
2018年4月、芸歴18年目で満を持して東京進出を果たしたダイアン。大阪で抱えていた6本のレギュラー番組を4本にまで減らし、新たな挑戦をする決断を下した。2022年は、そんな二人にとって東京進出4年目の年となる。
マイナビニュースでは今回、東京・TBSラジオで『ダイアンのTOKYO STYLE』収録前のダイアンにインタビューを実施。東京進出4年目となる2022年の意気込みを聞いた前編、『ダイアンのTOKYO STYLE』にかける思いを聞いた後編の2編にわたり、二人の魅力に迫った。
■津田「色んな番組で種をまいてた」
――今年4月に東京進出4年目を迎えますが、いかがでしょうか?
津田:まいてた種がどんどん咲いてきた感じですね。
――種というのは?
津田:色んな番組で種をまいてたんですけど、やっと育ってきたなって言うか、大きな実にもうすぐなるんかなと。『TOKYO STYLE』はその一つが咲いたって感じですね。
――ユースケさんもすごくうなずいていらっしゃる。
ユースケ:そうですね。まあ、僕らが東京に来させてもらった時はまだ、大阪芸人がこうやって東京に来るっていうのはあんまりない時やったんで……
津田:(笑)。それダウンタウンさんのエピソードやねん!
ユースケ:めちゃくちゃ荒れ地やったのを整地して、そこから基礎工事とかやって。
津田:東京吉本もまだ黒電話1本やったんか?
ユースケ:そう。まだマンションの一室やった時に。
津田:それは(明石家)さんまさんの時代のエピソードやねん。
ユースケ:(笑)。まあでも、色々準備してたのが『TOKYO STYLE』で一つ形になったのかなと思いますね。
津田:4年前に比べて、東京の人たちも関西弁に抵抗がなくなってきてるんですよ(笑)。
――ダイアンさんが上京したから(笑)。
ユースケ:(笑)。あんまりいてなかったです、関西弁の芸人が。
津田:関西弁は何喋っても「漫才や」って言われてたんでね。
ユースケ:今後の大阪芸人のために、道は作れたんかなと思います。
津田:東京吉本も大きなったね。ワンルームから始まって、今や小学校を本社にしてますから(笑)。
■関西弁と標準語のハイブリッドに
――ダイアンの上京=東京吉本の歴史だったんですね(笑)。関西弁で言うと、ダイアンさんが東京進出直後に、キングコング・西野(亮廣)さんの『エゴサーチTV』(AbemaTV)に出演された際も話題になっていました。
津田:ありましたっけ? どんなこと言うてました?
――西野さんが「(他の地域の人には)関西弁一色はキツく聞こえると思う」「さんまさんでも標準語を挟んでる」といった旨のことをおっしゃって、お二人が「へ〜!?」と驚いていました。『TOKYO STYLE』でも、大阪芸人の標準語について話されていたので、その辺りをお聞きしたく。
ユースケ:でも、ほぼそうなってるんで。特に漫才とかは標準語でやってます。
津田:どこがやねん! めちゃくちゃ関西弁やないか。ほんで、どっちやねん……さっきまでは関西弁浸透した言うて……なあ西澤ぁ(ユースケの本名)……お前はどっちに行きたいんやぁ〜?
ユースケ:へへっ(笑)。その時々と言うか、確かにそうですね。
津田:でもホンマに、関東弁が出ちゃう時あるんですよ。今も“出ちゃう時”って。昔やったら“出る時”って言うてましたから。それを普通に“言っちゃってる”んで。柔らかくなってると思います。
――“言っちゃってる”も標準語に(笑)。ラジオではキングコング・西野さん、NON STYLE・井上(裕介)さん、ソラシド・水口(靖一郎)さんが関西弁から完全に標準語になっているとおっしゃっていましたが、ダイアンさんもそうなるのかもしれませんね。
津田:(笑)。あれ(その3人)は喋ろうとして喋ってるんでウソです。僕は自然にちょっとずつ柔らかくなってるんかなと。
――バラエティ番組を観ていても、お二人が少し標準語になっていると感じることがあります。
ユースケ:確かに僕も思う時あります。相方にも「今、屁した?」って。今までは「屁こいたやろ?」って言ってたんですけどね。
一同:(笑)