――今も名前が出ましたが、続いて大西さんにはどんな印象を持っていますか。
葉山:りゅうちぇる(大西)はまだ20歳になったばっかり。僕は20歳のとき、こんな芝居できていたのかなとか、大人に囲まれてうまく立ち振る舞えていたのだろうかと思うと……。
佐伯:それ、本当に思う!
葉山:20歳にしてここまで人間ができているのって、結構衝撃だよね。年下とは思えないというか。
――ちなみに、4人はそれぞれのことをどう呼び合っているんでしょうか。まず、佐伯さんのことは……。
葉山:「大地くん」。
佐伯:皆、大地くんですね。
――葉山さんは。
葉山:「奨ちゃん」とか。
――小瀧さんは。
葉山:「のんちゃん」ですね。
佐伯:「『のんちゃん』って呼んで」って小瀧くんに言われたんですけど、照れちゃって呼べないんですよ……。
葉山:なんでだよ(笑)。
佐伯:目を見てのんちゃんって呼べない。たまに呼べるけど、3回に1回くらいしか呼べない。
葉山:(笑)。大地くんは、皆を名字で呼ぶことが多いので、いつになったら僕のことも下の名前で呼んでくれるんだろうと思っています。
佐伯:体育会系の世界にいたからか、下の名前で呼ぶのは失礼かなと思っちゃうんですよね。
葉山:「葉山くん」って呼ばれると心の壁を感じる(笑)。
佐伯:そっか。なんて呼ばれたいの?
葉山:奨ちゃん。「クランクアップまでにちゃんと『奨ちゃん』と呼ぶ」、ということを大地くんにはミッションとして与えたいなと思います。
佐伯:のんちゃんに続いて、またミッションが増えたな!
――最後に、大西さんのことは。
葉山:「りゅうちぇる」。
佐伯:りゅうちぇるなんて恥ずかしくて絶対に呼べないよ~! 自分の口から「りゅうちぇる」って音が出ることに照れちゃう。
葉山:今度現場で言ってみてよ。
佐伯:いまさらりゅうちぇるって呼んだら「どうしたの!?」って顔されるよ。
スタッフ:ちなみに「りゅうちぇる」って呼んでいるのは葉山くんだけですよ(笑)。
佐伯:そうだよね!? 皆何て呼んでたっけ。
スタッフ:「りゅちぇ」。
佐伯:いや、りゅちぇも一緒よ! 何が違うのよ!(笑)
一同:(笑)
佐伯:僕が「りゅちぇ、りゅちぇ」って呼んだら気持ち悪いと思うよ。
葉山:誰も思わないよ、皆呼んでるんだから。
――TELASAでは、そんな4人が出演するスピンオフコンテンツ『ヒミツの鹿楓堂』(全6回)が配信されますが、見どころを教えてください。
佐伯:収録、楽しかったね!
葉山:普段現場でカメラが回っていないときの4人の雰囲気がそのまま見られるところが見どころだと思います。本編とあわせて2つの関係性が楽しめるんじゃないでしょうか。
佐伯:それで言ったら、奨ちゃんは……。
葉山:「奨ちゃん」呼びが始まった(笑)。
佐伯:カメラ回っているときと普段では、一番違うと思う。
葉山:それ、スイッチあるやつみたいじゃん!(笑)
佐伯:そういうことじゃなくて、役に入ったときと普段ではパッと別人に変わるというか。
葉山:ときたかという役どころが、そうさせているのかもしれないね。
佐伯:ときたかだけじゃなく皆それぞれにキャラクターがある中で、役への入り込み方が本当にすごいと思っていつも見てるよ。
葉山:えぇ、うれしいな。……いい意味なんだよね?(笑)
佐伯:もちろん!
1995年12月19日生まれ、大阪府出身。2011年、ドラマ『鈴木先生』で俳優デビュー。2015年、NHK連続ドラマ小説『まれ』でヒロインの弟役を演じ、話題に。その後ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』、『僕たちがやりました』、『透明なゆりかご』、映画『きょうのキラ君』『恋は雨上がりのように』などに出演。近年の出演作に映画『サヨナラまでの30分』、『キスカム! 〜COME ON, KiSS ME AGAiN!〜』、ドラマ『レンタルなんもしない人』、『未満警察 ミッドナイトランナー』、『江戸モアゼル〜令和で恋、いたしんす。〜』など。
1990年7月19日生まれ、東京都出身。2010年俳優デビューし、2011年ドラマ『美咲ナンバーワン‼』で連続ドラマレギュラー初出演。その後ドラマ『愛してたって、秘密はある。』『崖っぷちホテル!』などに出演。2015年、ミュージカル『刀剣乱舞』で岩融役を演じ、『第69回NHK紅白歌合戦』にも出演した。近年の出演作に、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』、『着飾らない恋には理由があって』、映画『女の機嫌の直し方』、『ブレイブ -群青戦記-』、舞台『グッバイ・チャーリー』、朗読劇『朝彦と夜彦 1987』、狂言公演『狂言男師』など。
出演:小瀧望(ジャニーズWEST)、葉山奨之、大西流星(なにわ男子)、佐伯大地・白洲迅・藤井流星(ジャニーズWEST)ほか。22日放送の第2話では、「鹿楓堂」に疲れ切った姿でやってきた新人サラリーマン・柴野亮平(ゆうたろう)と、妻を亡くして無気力な毎日を送っている桜田文彦(津田寛治)。鹿楓堂のスペシャルメニューであるサクふわのとり天丼と、まかないの冬野菜たっぷりカレーを頬張るうち、思い出があふれ出していく……。