2020年の『キングオブコント』で準優勝したお笑いコンビ・ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)。MC番組が続々とスタートし、存在感が一段と高まっている。2人にインタビューし、生活の変化やMCとして心がけていることなど聞いた。

  • お笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也(左)と屋敷裕政

昨年春に、地上波初レギュラー冠番組『NEWニューヨーク』(テレビ朝日)や、MCを務める『まだアプデしてないの?』(テレビ朝日)がスタートし、『ラヴィット!』(TBS)の木曜レギュラーにも抜てき。秋からはさらに、『ニンジャラ・ナンジャラ』(テレビ愛知)、『マッドマックスTV』(テレビ朝日)、『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日_』の地上波番組でもMCを務めている。そのほか、ABEMAやラジオでも番組を持ち、小学館とバンダイによる縦スクロール漫画プロジェクト『TOON GATE(トゥーンゲート)』の応援番組のMCにも抜てきされた。

――2021年、レギュラー番組やMC番組が一気に増えましたね。

屋敷:ありがたいことにやらせてもらっています。

――生活がかなり変わったと思いますが、いかがですか?

屋敷:めっちゃ変わりました。自分らの番組が多くなりましたからね。こんなに一瞬で増えるということは、一瞬で全部なくなる可能性もあると思います。そういうものだろうなって。

――浮き足立つことなく冷静に考えられているんですね。

屋敷:自然とそういう気持ちになりました。すぐ売れた芸人とかだったらわからないですけど、10年以上やってますし、調子に乗らないというか……。うれしいですけどね。

嶋佐:なるべく続けたいという思いはもちろんありますが、現実としてはそういうものなんだろうなと思います。

――生活もすごく変わったということですが、どう変わりましたか?

屋敷:レギュラー番組や自分らの番組が増えて、カチッと安定してきました。リズムができたというか。そんな言うほどカチッとはしてないですけど(笑)

嶋佐:仕事量的には今が一番忙しい気がします。ありがたいですね。楽しいですし。駆け抜けますよ!

――MCとして心掛けてることを教えてください。

屋敷:ゲストとして出演してくれる方への感謝を忘れないようにというのは意識しています。「僕らの番組に出てくれて、本当ありがとうございます」という感謝の思いはちゃんと言うようにしています。あと、出てくれた人に楽しかったと思ってもらいたいですね。

嶋佐:僕ら自身も楽しむことを大切にしています。僕らミーハーなので楽しいですけど(笑)

――ゲスト出演とMCで役割も変わり、しっかり回していく技術も必要だと思いますが、そういった点で意識していることはありますか?

屋敷:MCとしてのトークは特に意識していないです。役割は変わると思いますが、スタッフさんの言う通りにやっている感じです。

嶋佐:僕は、日によって何も思い浮かばないときがあるので、安定感を出していきたいと思っています。麒麟の川島(明)さんみたいに、打率を上げていきたいなと。

――MCをやるようになって気づけたことや、MCをやるようになって芽生えた新たな野望がありましたら教えてください。

屋敷:もっと自分らの仲間と一緒に番組をやっていけたらいいなと思います。徐々にそうなりつつあるので、それをもっと大きくしていきたいです。

――ヨシモト∞ホールの仲間との絆が強いですよね。

屋敷:そうですね。一緒だとやりやすいですし、楽しいです。

――嶋佐さんはいかがですか?

嶋佐:自分たちの番組を、いろんな層の人たちに見てもらいたいです。お笑いに興味ない人にも。

――お二人はSNSで番組告知もしっかりされていますよね。

嶋佐: 広まってほしいなと思ってやっています。

屋敷:この番組だけ告知してないとかなるとよくないと思って。忘れてしまうときもありますけど(笑)