■バイプレーヤー、アイドルならこの人
バイプレーヤーの中で「もっと見たい」と思わせるのは、石橋菜津美(29)。昨年は『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジ系)で中村慎森(岡田将生)につきまとう謎の女性を演じたのみだったが、『夫のちんぽが入らない』(FOD・Netflix、フジ系)、『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(NHK)の主演などで見せたポテンシャルは高い。
もう1人挙げるなら、出演ドラマのほとんどが深夜帯に集中している長井短(28)。出れば必ずインパクトを残す存在感の大きさをどう物語に生かすのか。同じ長身の江口のりこがアジャストしたように制作サイドの使い方次第でプライム帯にもフィットするはずだ。
男性のバイプレーヤーでは、『その女、ジルバ』で爪跡を残した水澤紳吾(45)、昨年は単発出演ばかりで物足りなかった尾上寛之(36)、スポット出演の切り札的な存在となっている宇野祥平(43)、コメディパートで笑いを誘える本多力(42)を「レギュラーキャストでもっと見たい俳優」として挙げておきたい。
アイドルでは、ジャニーズの俳優部門から中山優馬(27)と高田翔(28)、さらにCDデビューしたなにわ男子の西畑大吾(24)。女性では、いまだに子役時代の演技をオーバーラップさせる人も多いAKB48の向井地美音(23)、「魔性の女」キャラを演じられる乃木坂46の山下美月(22)、女優の素質をささやかれる日向坂46の金村美玖(19)を挙げたい。
主演クラスで「ドラマ出演が少なく、もっと見たい」と思わせるのは、麻生久美子(43)、尾野真千子(40)、満島ひかり(36)あたりか。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)で13年ぶりに連ドラ出演した深津絵里(48)もこの流れで出演し続けてほしいところ。また、若手では所属事務所とのトラブルで遠ざかっている、のん(28)と西内まりや(28)を「見たい」という人も多いだろう。
男性主演では、新しい地図の3人。昨年は草なぎ剛(47)が大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)で徳川慶喜、香取慎吾(44)が『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレ東系)で主人公刑事、稲垣吾郎(48)が『きれいのくに』(NHK)で“トレンド顔の男”を演じたが、本来の人気と実力を考えると、まだまだ足りない。
それ以外では、舞台俳優の浦井健治(40)と大貫勇輔(33)、芸人のシソンヌ・じろう(43)、アーティストのR-指定(30)は、「もっと見たいし、できれば主演も……」と思わせる魅力的な存在だ。