――今年、トリオの名前の由来となった競走馬のジャングルポケットが亡くなりました。斉藤さんはSNSで「TVに出続けてジャンポケをもっと有名にします」と追悼コメントを出していました。
斉藤:最初つけたときは「カッコいいね」と軽い気持ちでした。ジャングルポケットに対して執着があったわけではありません。でもダービーを勝ったすごい馬だったので「この競走馬より有名になれたら」と思っていました。正直、名前を借りたようなもの。だから亡くなってしまったときにいろいろコメントも来ました。それで僕もツイートしました。恩返しの意味も込めて、ジャングルポケットの名をずっと残したいという思いはあります。全国ツアーのときから、単独ライブのタイトルも競馬にまつわるものをつけたりもしました。
――斉藤さんは今年、個人でYouTubeチャンネル「ジャンポケ斉藤、ジャングルポケット産駒を買う」を開設しました。馬主になった心境は?
斉藤:地方競馬なので、中央競馬に比べたらあれですけど、かわいい女の子を。これからも活躍してくれたらうれしいです。僕らも刺激を受けられると思います。以前、『キングオブコント』で準優勝して「ジャングルポケット」と名前が出たときめちゃくちゃカッコよかった。1位の「ライス」に邪魔されましたが。『キングオブコント』で優勝して「ジャングルポケット」という名前をまた世の中にバーン! と出せるよう頑張りたいです。
太田:邪魔って(笑)。正々堂々と戦って負けたんだから!
斉藤:米に負けたんですよ! よく考えたらライスさんって、なんで「ライス」っていう名前なのか……(笑)
――斉藤さんの馬主としての活動を、他お二人はどのように見ていらっしゃるんですか?
太田:もともとジャングルポケットと名前をつけたのはおたけですからね。
斉藤:僕は最初「ドリームパスポート」って名前をつけたかったんですよ。
――そうなんですね(笑)
太田:おたけも競馬好きで、毎週買ってるし。
おたけ:ジャングルポケットは好きな馬だったし、カッコいい名前だなと思って提案しました。僕が命名したので一番思い入れがあると思います。ただ、許可をとらずに勝手に名前を使って「大丈夫か?」という感じでした。僕らは当時有名ではなかったので「許可とってないけど隠れていられるかな?」と思っていたら、どんどん世に出るように。売れ始めた当初、童謡の「ジャングルポケット」からとった名前だと思われていました。今ではJRA関係者やジャングルポケットの馬主さんに存在を認めてもらっていることはありがたいです。