――女優のお仕事やバラエティ出演など、いろいろな活動をされていますが、特にやりがい感じていることを教えてください。
一番は舞台です。子供がいて舞台をできるのだろうかという不安はありましたが、やってみるとやっぱり楽しくて、AKBの時もそうですけど舞台畑でやってきたからこそ、生の反応や、お客さんが入って作品が出来上がる感じとか、毎日毎日違う刺激があってクセになります。子供との時間も大事なお仕事だと思っていて、一番かわいい今の時期をたくさん思い出にしたいという思いも強いです。
――YouTubeチャンネル「篠田麻里子ん家」で子育ての様子を公開されていて、癒されるし勉強になるという声が上がっていますね。
裏側は大変な部分もありますが、大変だったことも映像にすると思い出に変わる。乗り越えたら思い出に変わるという気持ちで楽しんでいます。
――お子さんからもらうパワーが原動力に?
絶対的な無償の愛を与えてくれています。子供が向けてくれる目線や、この子を幸せにしなきゃいけないなという使命感が原動力になりますね。
――YouTubeで子育ての様子を公開するというのは、同じように頑張っているママたちへの応援の思いもあるのでしょうか。
応援というより、一緒に頑張っていくという気持ちです。私もコロナ禍で出産したので、相談する相手がそんなにいなくて、YouTubeでの発信に対して「参考になった」という言葉をいただいたときに、やっている意味があるんだなと思えてうれしいです。
――最初、娘さんの顔出し出演は悩みましたか?
悩みましたね。でもそれはそれぞれの家庭が決めていくことで、親が守っていくという考え方でいいと思いました。
――公私ともに充実の日々を送られていますが、思い描いている将来像を教えてください。
コロナ禍になって家族との時間に焦点があたって、当たり前に思っているものが当たり前ではなく、すごくありがたいことなんだなと思ったので、子供と一緒にお仕事ができる環境ってすごくいいなと思っています。もちろんお芝居も好きなのでやっていきたいですが、子供と一緒に思い出が作れて、それが仕事になったら一番理想ですね。遊びが仕事になる日々ってすごく幸せだなって。
――親子タレントとして活動されるということでしょうか?
タレントは考えてないですけど、一緒の時間が過ごせたらいいなと。旅番組とかに出れたらいいなと思っています。