佐久間にとって、前クールのカンテレ・フジテレビ系『彼女はキレイだった』に続き、連続ドラマ連投となる本作。「『彼女はキレイだった』は同世代の俳優さんたちとの共演でしたが、皆さん本当にプロ意識が高く、私も『もっと頑張らなければ』と思える現場でした。その思いを途切れさせずにこの現場にも入りました」と語り、『彼女はキレイだった』で共演した中島健人、小芝風花、赤楚衛二らも『最愛』を見てくれているようで「その都度感想を送ってくれるので、みんなに恥じないように頑張りたいです」と意気込む。
本作は完全オリジナルのサスペンスドラマだ。だからこそ現場でスタッフ、キャストたちが、より活発に意見を出し合い作品に彩を添えている。佐久間は「毎回台本をいただくときは怖いんです。ドキドキしながら読んでいます」と笑い、「でもゴールが見えないからこそ、あんまり『こういう人物だ』と決めつけずに、その瞬間を一生懸命生きていけるというのは、すごく楽しいですね」と目を輝かせる。
原作のないドラマだけに、先が見えない。「ある程度、芯になる部分をしっかり捉えていかないとダメ」と最低限、役柄にブレがないように心掛けているというが、一方で「作品の盛り上がりによって、キャラクターもどんどん変わっていくかもしれない。いい意味で桑田という役も、回を重ねるごとに変化していったらうれしいなというモチベーションを持ちながら撮影をしています。そこもオリジナル作品ならではですよね」と語っていた。
今後について「(吉高由里子演じる)真田梨央、(井浦新演じる)加瀬賢一郎、そして宮崎というトライアングルに桑田も足を踏み入れる瞬間もあります。そういったところも見守っていただけると」と見どころを語ると、「私自身、本当に先がどうなるか分からないなか撮影をさせてもらっているので、視聴者の皆さんと同じように物語を楽しんでいきたいです」と抱負を述べていた。
1995年3月10日生まれ。TBS系金曜ドラマ『最愛』に桑田仁美役で出演中。主演映画『君は永遠にそいつらより若い』(吉野竜平監督)が公開中。ファースト写真集『佐久間由衣写真集 SONNET 奥山由之撮影』が11月4日に発売。
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