ゲストが普段のイメージとは違う服装など、やってみたい「おしゃれ」に身を包み、それを通して新しい一面を引き出していくのが、『おしゃれクリップ』のコンセプト。「それがうまくお伝えできると、今までにない新しい番組になるなと思いますし、おしゃれでスタイリッシュ、そして誰も傷つかない、温かい優しい番組にしたいなと思います」と期待が膨らむ。
番組に来てほしいゲストとして野球好きの山崎が挙げたのは、元メジャーリーガーのイチロー氏。96年のイチロー選手のプロ野球カードを今も大事に持っているほどのファンで、日本で開催された現役最後のシーズン開幕戦では日米の国歌斉唱を行っただけに、「スクリーンにイチローさんのアップがバーンと映って、イチローさんを見ながら歌ったんですけど、その後すぐ試合だったので1回もお話しができなかったんですね。そのときにどういう思いで(国歌を)聴いてくださったのかも伺いたいですし、ストイックなイメージがあるので、もっとラフなイチローさんの素の部分を覗いてみたいなと思います」と興味が尽きない。
一方、自身の知られざる一面については、「ミュージカルとか『プリンス』と呼ばれることがあって、中性的なイメージを持たれがちなんですけど、実はずっと野球をやっていて体育会系なんです」と紹介。「ずっとスポーツで男の中で生きてきて、兄弟も男4人でケンカばかりして育ってきているので、内面はすっごく男臭いかもしれないです。それで、いつももう1人の自分が『何ビビってるんだ、行けよ』って言うんですよ(笑)。なので、どなたがゲストでいらっしゃっても、グイグイ行ける自信はありますね」と、今回のMCにも生きる人格を兼ね備えているようだ。
■タッグを組む井桁弘恵の魅力も伝えたい
タッグを組むのは、MC初挑戦となるモデル・女優の井桁弘恵。これが初共演となるが、「すごいしっかり者なんですよ。優秀で知識もある方なので、シミュレーションでいろいろお話を伺うというのをやってみたときも、自分の意見をしっかり伝えてくれますし、一緒に楽しく番組をつくっていけると思います」と印象を語る。
また、「この『おしゃれクリップ』をきっかけのひとつとして、さらにブレイクしてスターになっていくと思うので、それを見届けたいですね。ゲストともに、彼女の魅力も伝えていけたらと思ってます」とたくらむ山崎。まずはMC同士で「フランクな関係性を作っていけたら」ということで、互いの呼び方は「いげちゃん」と「育さん」に決まった。
そんな井桁は山崎に対し、「包容力の塊のような優しい方だなと思います。シミュレーションさせてもらったときに、『本当にこんな番組あるのかな?』と思うくらい優しい空気に包まれて、温かい誰も傷つかない素敵な番組になるんじゃないかなと思いました」と感想を持ったそう。
その上で、「育さんが、ゲストの方をすごく好きなオーラが伝わってきたので、一緒にゲストを好きで包み込めるような、日曜の夜に『明日から1週間頑張ろう』と温かい気持ちになれる番組にできたらいいなと思っています」と抱負を語った。
●山崎育三郎
1986年生まれ、東京都出身。07年ミュージカル『レ・ミゼラブル』に出演。以降、11年『モーツァルト!』で第36回菊田一夫演劇賞・演劇賞を受賞。その後『下町ロケット』(TBS)、『あいの結婚相談所』(テレビ朝日)、『エール』(NHK)、『イチケイのカラス』(フジテレビ)などのドラマに出演。19年には尾上松也・城田優とユニット「IMY」を結成し、コンサートや舞台などで活動する。