『PRINCE OF LEGEND』シリーズや『HiGH&LOW』シリーズなどに出演し、『私がモテてどうすんだ』で映画初主演、そして本作で連続ドラマ初主演と、俳優としても存在感を増している吉野。俳優業を経験したことで「集中力」と「表現力」が高まり、それがアーティストとしてもプラスになっていると感じているという。

「俳優業はいろんな役を演じる。集中してその人になりきらないと演じられないので、集中力は上がったかなと。歌に対しても、フレーズの意味合いを自分なりに解釈して歌っています。そして、お芝居をしたことで表現の幅が広がり、歌の抑揚などアーティストとしても表現力が上がってきたと思います」

今年の活動で特に印象に残っていることを尋ねると、この『トーキョー製麺所』を挙げ、「主役の立場でやらせてもらっていることもうれしく思いますし、セリフが出てこなくてテイクを重ねてしまうといった失敗もありましたが、その失敗が自分的にはプラスになっているというか、これではダメだと。もっといけるという気持ちにさせてくれたので、このドラマはすごく印象深い経験になっています」と語った。

そして、「役者としてステップアップできて、今後のお芝居に絶対つながる作品になりました」と成長を実感。「自分はこういう役が合うとか、こういう役をやりたいという固定概念があったのですが、こういった振り切れた役をやることによって、振り幅というか、何でも演じられると思えるように。マインド的な部分ですごく変わりました」と自身の中での変化を明かし、「いろんな役を演じたい」とやる気をみなぎらせた。

歌手になりたいと思って芸能界に入った吉野だが、「お芝居も小さい頃から興味があった」という。「ドラマなどを見て、お風呂で鏡を見ながらセリフを真似したりして、いつか自分もやりたいな、やっているんだろうなと思っていたので、叶ってうれしい」と喜び、「お芝居と歌をもっともっと極めて、日本中から支持されるような実力をつけて、皆さんに応援していただいて、何か届けられるような人物になれたら」と二刀流でさらなる高みを目指す。

THE RAMPAGEとしては「もっともっと日本の音楽業界を盛り上げたい、もっと国民的になりたいと強く思っているので、たくさんの方に知っていただきたい」との思い。「僕らにしかできない音楽やエンタテインメントの魅力を伝えて、日本がTHE RAMPAGE一色になるくらい、虜になってほしいです!」と熱く語り、「それぞれ個人活動もしてチームに持ち帰っているので、チームとしての活動の幅も増えているなと実感しています」と手ごたえも口に。

さらに、「日本を代表するアーティスト・俳優になりたい。それくらい強い思いがあるので、まだまだ全然、俳優としてもアーティストとしても足りないことばかりですが、もっともっと勉強して頑張りたい」と力を込めた。

  • (C)「トーキョー製麺所」 製作委員会・MBS

■吉野北人
1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル。2014年4月、「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格し、同年9月、同グループの正式メンバーに。2018年にドラマ『PRINCE OF LEGEND』で俳優デビュー。同シリーズや『HiGH&LOW』シリーズに出演し、『私がモテてどうすんだ』(20)で映画初主演。現在放送中のMBS/TBSドラマイズム『トーキョー製麺所』で連続ドラマ初主演を果たした。