お芝居においての憧れの存在は神木隆之介。映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で演じた高校生・関大助の芝居に魅了されたという。
「宮藤官九郎さんや三谷幸喜さんの作品のように、観終ったあと、みんなが笑顔になれるような物語が大好きで、なかでも『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の神木さんが演じた役が、すごく印象に残っています。神木さんは、真面目でシリアスな役も、ちょっとふざけた役もお上手で、あと、私はジブリ作品が大好きなのですが、『千と千尋の神隠し』の坊の声など、本当に多才で憧れの俳優さんなんです」。
「ジブリ作品が大好き」という国本。プロフィールの特技の欄にも「ジブリ作品のマニアックものまね」と書かれている。
「最初に観たジブリ作品は、家にビデオがあった『天空の城ラピュタ』で、そこからすごく好きになって、いろいろなキャラクターの声をまねするようになったんです。割となんでもできるつもりでいるので、作品名を言っていただければ、なにかはものまねできると思います(笑)」。
『紅の豚』のオーダーを出すと、「そうですね……ジーナのお店にいるお客さんのなかにいそうな人とかどうですか?」とかなりマニアックな角度からの提案が……。初めて劇場で観賞した『借りぐらしのアリエッティ』にも魅了され「いつかジブリ作品にも関わるお仕事ができたら嬉しいです」と目を輝かせる。
■セールスポイントは?「度胸があると思います(笑)」
現在高校3年生の国本。コロナ禍で学校行事も制限があるが「仕事に勉強と充実しています」と語ると「高校生活があと少しで終わってしまうので、とにかく学生服をいっぱい着たい。現役のうちに憧れの制服ディズニーも経験したいです」とニヤリ。
「好奇心旺盛で、あまり好き嫌いで物事を判断しないこと。あとは知らない環境にも飛び込める度胸があると思います(笑)」とセールスポイントを語る。一方で、「メチャクチャがさつなところがあって、なんでも興味を持つのですが、全部中途半端になりがちなんです。これからは、なにか極められるような落ち着きをしっかりと身につけていきたいです」と課題にもしっかりと向き合う。
小学校6年生のときに受けたオーディションがきっかけでこの世界に入った。当初は遊びに行くような感覚だったが、事務所に所属しレッスンなどを経験するうちに、芸能という仕事への興味が強くなっていったという。
そんなところで出会った『ズームイン!!サタデー』の仕事。「杉江(勇次)さんや、蛯原さん、望月さん、梅澤(廉)さんが皆さん口をそろえて『楽しみなさい』と仰ってくださるんです。確かにお仕事なのですが、その仕事を『楽しんで!』と言えるってすごく素敵なことだなって実感しています。皆さんしっかりと楽しんでいるから、輝いて見えるんですよね。私もしっかりと物事を楽しめる人間になりたいなと思いました」。
残りの番組に対して「まだまだ危なっかしいと思わせてしまうかもしれませんが、『観ていて元気になれるね』と言っていただけるように、しっかりと楽しんでいきたいです」と笑顔で抱負を語った。