死に直面した極限状態の7人の若者たちがサバイバルを繰り広げるTELASAオリジナルドラマ『僕らが殺した、最愛のキミ』が17日20時より配信される(全6話 ※第1話は無料配信)。W主演の高橋文哉と鈴木仁、ヒロインの井桁弘恵など、勢いある若手7人が集い、壮絶なストーリーを展開する。配信開始を前に、高橋、鈴木、井桁に撮影の感想や演じる役柄などについて話を聞いた。
同作は、人には言えない秘密を持つ小学生時代のクラスメート7人が同窓会で10年ぶりに再会するも、何者かによってビルに閉じ込められてしまうという“密室グロきゅんラブストーリー”。高橋演じる小林零と鈴木演じる尾崎元が、元クラスメートで零の恋人である吉村梨奈(井桁)と“禁断の三角関係”を展開していく。元クラスメートとして大原優乃、若林時英、古川毅、宮世琉弥も出演する。
――今回のお話を聞いた時、まずどう思いましたか?
高橋:サスペンスチックな内容だったので台本もスラスラ読み進みました。本当に先が気になる物語で、1ページ進めば大きく物語が変わり、面白くて始まる前から楽しみだったことを覚えています。
鈴木:出演者7人中4人が『3年A組-今から皆さんは、人質です-』の共演者で、また教室に閉じ込められる密室だったので、そういう意味では心強かったし、その経験が生かせた上でまた新しい3人がいることによって、だいぶ新しく面白いものになったなと思います。
井桁:最初はざっくりした流れしか聞いていなかったので、作品全体の流れがわからないまま、密室で恋愛要素やサスペンス要素が出てきたり、想像しにくいところはあったのですが、前から知っているメンバーもいて「なんとでもなる!」と思いきってできたと思います。
――演じた役柄について教えてください。
高橋:小林零は人に優しくて完璧人間に見えて、ちょっと抜けているかわいらしいところもあり、そこを井桁さん演じる梨奈に支えてもらうことで、少しずつ魅力が増していくキャラクターです。
鈴木:尾崎元はテンションが一定のキャラクターで、そこを意識しながら演じました。7人という少ない登場人物の中で元という男をどう生かしていくか自分で探しながら、楽しんで演じました。
井桁:吉村梨奈という役でお姉さんっぽいというか、実際に弟が2人いて、いわば小さいお母さんみたいな存在です。なので7人の密室の中でもひとり冷静を保ちながら、気を配っている存在でした。
――それぞれのキャラクターを演じるにあたって苦労したことは?
高橋:台本をいただいた時に、役がつかめないことが一番大変でした。これまでは、わりと特徴がある役を演じさせてもらうことが多く「この役なんですか?」と聞かれたら説明できる何かが必ずあったんです。でも今回の零という役は特徴がない完璧な人間に近かったので、自分の中への落とし込み作業が大変でした。それは新たな発見でもありました。
鈴木:僕は特徴があったので、みんなが混乱しているなか、テンションを変えず、ブレずにやれましたが、自分の中では(テンション)上げたい気持ちを抑えることに必死でした(笑)。でも自分が冷静な分、その代わりを全部零が用意してくれて、そこは大変なところでもありました。元としてそこにいればよく、集合した時にあまりしゃべらないタイプだったので、どうそこにいようかなとは考えていました。
井桁:私が演じる梨奈も大きな特徴が少なかったんです。女の子が7人中2人しかいなくて、もう1人の女の子の明日香(大原優乃)はすごく強い個性があったので、どういう風に私は演じたらいいのか悩みましたし、横に明日香という強烈なキャラクターがいると、もうちょっと個性を出したいなと思うこともありました(笑)。梨奈の心情を出していく時にどうグラデーションで出していくか、まわりとのバランスを考える作業も難しかったです。