喜多見と千晶の関係性については、「元夫婦ということで、別れてからより近くなった二人なんじゃないかと感じていて。一度別れてからわかることって、本当にあるんだろうなと感じました」と特別な絆を感じているという仲。「喜多見先生は、恋愛に関してはおどおどしていそうですよね(笑)。女子的には、付き合ったらちょっと大変そう」と妄想を繰り広げる。
しかし「TOKYO MER」のチーフドクターとしての喜多見は、危険を顧みず、命懸けで患者を助ける頼もしい男だ。仲は「鈴木さんは、現場でも喜多見先生そのもの」と鈴木の役柄へのハマり具合に惚れ惚れ。「鈴木さんをイメージして、当て書きされた脚本だとも伺っています。鈴木さんは、医療用語も一つ一つきちんと調べて、意味がわかった上でセリフを言ってらっしゃる。もはや、お医者さんにしか見えません。今なら、患者さんを治せるんじゃないかな(笑)? そう思うくらい、本当にすごいです」。
「目が離せなくなるストーリー作りや展開が、本作の魅力。死者ゼロを目指しているけれど、『もしかして今日はダメなんじゃない?』と思うようなところまで行くので、どんどん引き込まれる。1話ごとに、映画のような迫力がありますよね」と自身も前のめりになって本作を堪能しているという。「10話の最後には衝撃的なことが起こりました。最終話では、千晶が喜多見先生の背中を押すような場面もありますので、元夫婦が支え合っているところも見どころです」とアピールしていた。
1989年10月18日生まれ、長崎県出身。06年に劇場版アニメ『時をかける少女』でヒロインの声を務めて注目を浴び、10年に実写映画『時をかける少女』『ゼブラーマン~ゼブラシティの逆襲~』で第34回日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の映画賞を受賞。ドラマ・映画に出演するほか、ファッション誌でモデルとしても活躍。20年にはYouTube公式チャンネル『仲里依紗です。』を開設した。
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