ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICS from EXILE TRIBEが、2ndアルバム『FANTASTIC VOYAGE』を8月18日にリリース。同アルバムの魅力や制作の裏話についてインタビューした。

  • FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹、堀夏喜、澤本夏輝、八木勇征、中島颯太、瀬口黎弥、木村慧人、世界(左から) 撮影:加藤千雅

新録曲4曲を含む全14曲を収録した『FANTASTIC VOYAGE』。EXILE/GENERATIONS/PKCZの白濱亜嵐が作曲に加わったリード曲「Drive Me Crazy」は、パワフルなハウステイストのトラックに、少し大人びた世界観の歌詞を載せた楽曲に。また、「TO THE SKY」は、機動戦士ガンダム40周年記念 ガンダム×KEN OKUYAMA DESIGN×LDH JAPAN “G40プロジェクト” スペシャルムービーテーマソングで、機動戦士ガンダムの世界観をFANTASTICS流に表現した。

――リード曲「Drive Me Crazy」の魅力を教えてください。

八木勇征:FANTASTICSにとって初めてのハウス調の楽曲。“追いかける恋愛”というテーマがあり、歌詞にも反映されていますし、ミュージックビデオ(MV)も僕たちが一人の女性を追いかけている様を撮影していて、今までにない仕上がりになっていると思います。

――レコーディングのときに特に意識したことを教えてください。

中島颯太:最初、イントロは声がなかったのですが、レコーディング当日に声が入っていて、2人ともそこで初めて聴き、少し自分たちのニュアンスも入れて歌いました。今回、亜嵐さんが作曲で参加してくださったのですが、レコーディング当日の朝に亜嵐さんから「頑張って、かましてきてください!」と連絡をいただいて、うれしかったです。励みになりました。この楽曲は、歩いているイメージで歌っていて、歩きながら聴くとテンションが上がるのかなと思います。

――白濱さんから、完成した楽曲に対する感想はありましたか?

佐藤大樹:「かっこいい」「うらやましい」と言ってくれました。「GENERATIONSでもやりたかった」というくらいこの曲を気に入っていてくれて、MVについても「めっちゃいいじゃん」と言ってくれました。今までポップなイメージやさわやかなイメージが強かったと思いますが、この曲は僕たちのイメージを一新したいという思いも込められた曲で、シックでクールなFANTASTICSが表現できたのではないかなと思います。

――「Drive Me Crazy」のダンスのポイントも教えてください。

世界:全員で歩いて始まるというのがテーマとしてあったので、そこから派生して一人ひとりフィーチャーしたり、ボーカルが出てくるように見せたりしました。MVに関しては、監督のイメージがあったので、それに沿うように作りつつ、FANTASTICSのイメージを自分たちでも形成しながら作っていきました。

  • 「Drive Me Crazy」にまつわるポーズをお願いして撮影

――MVの撮影で印象に残っていることはありますか?

木村慧人:今回、イントロから2サビ終わりまで一連で撮影したので、失敗ができず、すごく緊張感がありました。僕はバラを持ってパフォーマンスするシーンがあり、振りは失敗していないのに、バラがポキッと折れてしまって撮影し直すというのが2回くらいあったので、申し訳ないなと思いました。あんなに緊張したMVは久しぶりでした(笑)

――バラを持ってパフォーマンスしたのは木村さんだけですか?

木村:僕と大樹くんです。途中、2人でバラを奪い合うシーンがあり、そこもかなり緊張しました。

佐藤:僕らのせいで何回も撮り直した現場です(笑)。

――ほかに印象に残っていることはありますか?

澤本夏輝:一連というのが今回の推しポイントで、スピード感があるのですが、みんなの移動も大変でした。1つのカメラのアングルの中に映り込んでしまうメンバーがいたりして、そういう撮り直しもあり、みんなで確認して笑いながら撮影したのは、いい思い出になりました。