――6月からFODの『アナマガ』の番組が無料で見られるようになりましたが、おすすめはありますか?

生田:『フジアナ陸上』という、榎並チームと生田チームに分かれてただ運動会をする番組なんですけど、楽しかったからもう1回やりたいなと思いますね(笑)

――大人になると、なかなかそういう機会がないですもんね。

生田:そうなんですよ! 必死に走って必死に応援して熱中するというのが楽しかったんです。無料配信になってその動画をたくさん見てもらえれば、またできるかなと思ってます(笑)

宮司:私は『本気でしゃべっていい!?』ですね。1対1の対談番組なんですけど、スタッフに「こういうことしゃべってください」と言われないですし、誰と組むのかも分からなくて、完全にフリーなんですよ。だから、アナウンサーがどういうことを考えて、どういう雰囲気をまとっている人なのかが、ものすごく分かると思います。歴史ある番組で本数も多いので、ぜひ見ていただきたいです。

――『アナマガ』の番組で、お2人が知らなかった意外な素顔を見せるアナウンサーさんはいらっしゃいますか?

宮司:ん~これはすごく手前味噌になっちゃうんですけど、我社のアナウンス室はみんな仲が良くて、昼も夜も関係なくアナウンサー同士でいろいろ話すことが多いので、わりとお互いに素顔を知っているんですよね。

生田:そうですね。我々はあまりギャップを感じることはないんですけど、視聴者の方が見ると違う人はいるでしょうね。島田彩夏さんは報道でキリッとしてるイメージがありますが、『本気でしゃべっていい!?』にも出ていますからね、

宮司:実はすごく愉快な人なんですよね。

スタッフ:カラオケ企画は、意外な素顔を見せるアナウンサーが多いと思います。

宮司:カラオケね! えーとタイトルなんだっけ。「マジ歌選手権」じゃなくて…

生田:ちょっと! チャンネル変わってくるよ!

宮司:「フジアナ歌祭り」だ! 生田さん、出たことあります?

生田:宮司さんと一緒に…

宮司:一緒になりました? そうだ! 海老原(優香)さんと3人で出ましたね。ごめんなさい(笑)

生田:歌を歌うアナウンサーは、普段とのギャップが大きいですよね。宮司さんもしっとり歌ってましたよ。あの“しっとり宮司”は、スポーツ中継とかスポーツ番組では見ることができないですね。

宮司:あのときは「氷雨」を歌いました。自分で口上からつけるという、本当に痛々しい感じで(笑)。本当はいろんなことをやりたいんですけどイメージがあるので、『アナマガ』はいい機会だと思って自分でもチャレンジしていきたいですね。

■正解が見えたら終わりなのかな

――では、1周年を迎えた今回の『フジアナのいろイロ』の見どころを伺えましたら。

宮司:今回は視聴者投票で2位に選ばれた、アナウンス室でカメラに興味がある人を集めていい写真を撮る!という永島(優美)さんの企画の第1回があったんですけど、本当にカメラって奥深いんだなと思いました。カメラがどういうものなのか分かるというのはもちろん、永島さんのキレキレのダンスも見れますし、生田さんのいつもとは違うカッコいい表情も見れます。比較的大型企画になってますね。

生田:スタジオ展開は、今までどおりゆるめになってます。

宮司:ちょっと自由にやりすぎたかなという不安がありますけど、1周年だからといってあえて気張らずにやる感じが、我々らしいということにさせていただきたいです(笑)

――今回も正解は見えず…

生田:もちろん見えてないです(笑)。何なら、正解が見えたら終わりなのかなと思います。

宮司:毎回試行錯誤しているので、困ってる表情も見どころかもしれないですね(笑)

――最後に、2年目のスタートにあたって今後の展望をお願いします。

生田:無料配信も始まっていろんな人に見てもらう機会が増えたので、マイク田悟がガチャピンくらいのキャラクターに育っていってくれればなと思っています。

――いつか天気予報も。

生田:あーいいですね! いつかやりたいと思います。

●生田竜聖
1988年生まれ、神奈川県出身。中央大学卒業後、11年にフジテレビジョン入社。『笑っていいとも!』『めざましテレビ』『めざましどようび』『めざましテレビアクア』などを担当し、現在は『めざましテレビ』メインキャスター、バスケットボール中継を担当する。

●宮司愛海
1991年生まれ、福岡県出身。早稲田大学卒業後、15年にフジテレビジョン入社。『めざましテレビ』『さまぁ~ずの神ギ問』『スポーツジャングル』などを担当し、現在はスポーツ中継のほか、『S-PARK』『村上信五∞情熱の鼓動』『潜在能力テスト』に出演。フジテレビ系東京2020オリンピックメインキャスターを務める。