チューブの途中にポンプがある簡易水冷

IN WINの「Luna AL120」は、マットホワイトの三日月型ブレードを採用した12cmファン。アドレッサブルRGB LEDにより、鮮やかな発光が可能だ。回転数は400~1,800rpmのワイドレンジ仕様で、最大風量は82.96CFM、最大静圧は2.31mmH2O。価格は、単品が1,000円前後、LEDコントローラ付属の3個セットが3,500円前後だ。

  • IN WINの「Luna AL120」。ARGB LEDは各社の発光制御機能に対応する

  • 9枚の三日月型ブレードを装備。効果的なエアフローを実現したという

また、Luna AL120を搭載したオールインワン水冷CPUクーラー「BR24」「BR36」も発売となっている。ラジエータのほか、水冷ブロック側にもファンを搭載しており、CPU周りの電源なども強力に冷却できる。チューブの途中に低ノイズのポンプを搭載するのもユニークだ。価格は、BR24が13,000円前後、BR36が15,500円前後。

  • これは36cmラジエータの「BR36」。チューブの途中にポンプが見える

  • 水冷ブロックには10cmファンを搭載。電源、メモリ、SSD等を冷却できる

高静圧ファンToughFanに高速バージョン

Thermaltakeの「ToughFan 12 Turbo」は、高静圧仕様の12cmファン。このTurboモデルは、従来の通常版に比べ、最大回転数が2,000→2,500rpmに引き上げられており、3.78mmH2Oという高い静圧を実現した。その分、ノイズレベルは22.3→28.1dBAに増えるものの、冷却性能を重視する場合に良いだろう。価格は3,000円前後。

  • Thermaltakeの「ToughFan 12 Turbo」。従来モデルとはブレードの色が異なる

  • 四隅には防振用のラバーパッドを搭載。高速回転時でもノイズの発生を抑える

安価ながら銅製コア搭載のCPUクーラー

Cooler Masterの「i71C RGB」は、高さを60mmに抑えたコンパクトなCPUクーラー。ワイドレンジ仕様(650~1,800rpm)の12cmファンを搭載し、RGB LEDによる発光も可能だ。アルミ製ヒートシンクの中央には銅製コアが埋め込まれており、放熱性を高めた。対応CPUはIntelのみで、価格は2,500円前後。

  • Cooler Masterの「i71C RGB」。ヒートシンクには、ブラックメッキ加工も

  • 安価なモデルながら、銅製コアを採用。付属クーラーからの交換にも最適だろう

3モードに変形するフルタワーケース

Lian Liの「Odyssey X」は、好みに応じて3つのモードが選択できるフルタワーケース。標準の「Dynamic」モードはスタンダードなレイアウトで、36cmラジエータを2台まで格納することができる。サンドブラストアルマイト加工を施したアルミの外観は高級感を演出。カラーはブラックとシルバーの2色で、価格は55,500円前後だ。

  • Lian Liの「Odyssey X」。メカっぽい外観で、サイドは強化ガラス仕様だ

  • Dynamicモードの内部レイアウト。マザーボードはSSI-EEBまで対応する

「Dynamic-R(Rotate)」モードは、マザーボードトレイを90°回転。グラフィックスカードが垂直になり、冷却効果を高めることができる。また、ケースを90°回転させると「Performance」モードになる。サイドパネルを「く」の字型に折り曲げ、パネル中央が開くことで、最大級のエアフローを得ることができる。

  • Dynamic-R(Rotate)モードの実装例。基板のI/O部がトップ側に位置する

  • Performanceモードの外観。大きな隙間が空き、エアフローが向上する

14cmのRGBファンが4個付属するフルタワー

Corsairから、フルタワーケースの新モデルとして「7000」シリーズが登場、発売が開始された。3面強化ガラスパネルでRGBファンを搭載する「iCUE 7000X RGB」と、メッシュパネルでエアフローを強化した「7000D Airflow」があり、それぞれブラックとホワイトを用意。価格は、7000Xが38,000円前後、7000Dが30,000円前後だ。

  • Corsairの「iCUE 7000X RGB」。トップ、フロント、左サイドが強化ガラスだ

  • 「7000D Airflow」。強化ガラスは左サイドのみで、フロントはメッシュに

7000Xは、鮮やかな14cmファン「iCUE SP140 RGB Elite」を標準で4個も搭載。48cmのラジエータや45cmのグラフィックスカードが取り付け可能など、拡張性も高い。一方7000Dは、基本スペックは共通だが、フロントがメッシュパネルに変更になるほか、標準で付属するのが無発光の14cmファン×3個となっている。

  • 拡張性は高い。フロント、トップ、リア、サイドに最大12個のファンを搭載可能

  • ケーブルを背面側にまとめる「RapidRoute」システムにより、外観はスッキリと