Twitterアカウントに対する「制限」「ロック」「凍結」の違いとは
Twitterでは、ルールに違反したツイートを投稿したり、過剰なフォローや「いいね」などを行ったり、アカウントのセキュリティが脅かされている場合に、「一部機能の制限」「ロック」「凍結」といった措置が取られます。
これらの対応レベルの違いについてTwitter広報に確認したところ、制限、ロック、凍結、いずれの対応を取るにせよ、個別のケースごとにその内容は異なるそうです。
たとえば今回、筆者が過剰フォローによって受けた措置は、解除にあたって携帯電話番号を通じたSMS認証が求められたため、「ロックに近い制限」だったと思われます。
一方、「ご利用のアカウントは一時的に機能が制限されています」という警告ではログインできず、ツイートも新規フォローもできないケースが多いようです。ちなみに、この記事の編集担当が持つ凍結アカウントでは、ログインできるものの、ツイートや新規フォローなどはできず、フォロー数とフォロワー数はともに「0」にリセットされた状態となっています。
ルール違反に伴うアカウントレベルの対応
著しいルール違反を起こしたり、何度も違反を繰り返すアカウントには次のような対応が取られます。最終的には「一時的な制限」にとどまらず、「永久凍結」というもっとも厳しい措置に達します。
- メディア(投稿内容)またはプロフィールの編集を求める
- アカウントを読み取り専用モードに切り替える
- アカウント所有権を認証する
- 永久凍結する
「1」と「2」は「制限」レベルの対応といえます。「1」は投稿内容やプロフィールがルール違反とみなされた場合に、当該情報を一時的に非公開とする制限です。「2」は他のアカウントを攻撃しているとみなされた場合に、ツイートの閲覧とフォロワーにDMを送る以外の機能を最大7日間制限されるという内容です。
「3」は他のアカウントに嫌がらせを行った場合などに取られる、「ロック」に近い措置です。解除には電話番号やメールアドレスによる認証が求められます。「4」の「永久凍結」になると、アカウントは強制削除され、違反者は新しいアカウントを作成できなくなります。
Twitterのツイート数・フォロー数に関するリミット
TwitterはDM、ツイート、フォロー数に1日あたりのリミットを設けています。前述の通り、筆者が5分余りで134アカウントをフォローした際には「一時的な機能制限」の対象となりました。一時的な機能制限を避けたい方は、ツイート数やフォロー数の上限を把握しておきましょう。
- DM:1日1,000件まで
- ツイート:1日2,400件まで
- フォロー:1日400件まで
このほかにも、以下のようなリミットがあります。
- アカウントに登録したメールアドレスの変更:1時間に4回まで
- フォロー総数:5,000件以上になると特定の比率による制限がかかる
リミットに達するとエラーメッセージが表示され、同じ操作をそれ以上行えなくなります。ツイート数については30分単位のリミット数もあるため、上限に達してツイートできなくなった場合は2~3時間のインターバルを置いてから試してみましょう。
まとめ
「このアカウントは一時的に制限されています」と表示されたときの対処法について解説してきました。突然のTwitterからの警告メッセージには誰もが驚かされます。しかし、Twitterを安全に使うためには、運営側のパトロールが欠かせないのも事実です。
Twitter広報に取材したところ、違反行為を早期に発見するため、機械検知を強化しているとの情報を得ました。自分のアカウントに非がなく誤って検知された場合は、この記事で紹介したような認証手続きをするか、Twitterヘルプのフォームから異議申し立てをすることで措置が解除されます。もし、制限やロック、凍結された状態になっても慌てずに対応しましょう。