ブラック・ウィドウは常に、自分の使命を果たすべく奮闘してきた。米倉は女優としての使命感をどのように感じているのか尋ねると、「エネルギーを放出することが自分にできることだと思っています」と回答。

「使命というほど大それたことは考えていませんが、ドラマや舞台をやると、お手紙などで『生きる糧になっています』『元気になりました』『(『ドクターX』に影響されて)医者を目指しています』という言葉をいただきます。私は人より長けていることがあまりないですが、エネルギーを放出できる体である限りは、それを続けていきたい」と力を込めた。

8月1日に46歳の誕生日を迎える米倉。「年齢を考えると、どうしてもスローダウンになっていくのは目に見えていますが、体と相談しながら、自分が出せる最大限のエネルギーを、出す時には出す。そのやり方は今までと変わらずやっていきたい」と語る。

6月には城田優と共同プロデュースしたミュージカル『SHOWTIME』でパワフルなステージを披露。「この間まで舞台をやっていましたが、やはり体の回復に時間がかかるようになりました」と体力面での衰えを痛感しつつ、「体力だけではない、若さだけではないエネルギーの使い方を勉強できたら」と、年齢や経験を重ねたからこそのエネルギーを届けていくつもりだ。

さらに、具体的に挑戦してみたいことを尋ねると「新しい役」と答え、「舞台でもドラマでも映画でも、また違う形で自分探しができたらいいなと思っています」と新たな役との出会いに期待した。

『ブラック・ウィドウ』は、映画館およびディズニープラス プレミアアクセスにて公開中。

■米倉涼子
1975年8月1日生まれ、神奈川県出身。1993年モデルとしてデビュー。1999年に女優へ転身。近年は、『35歳の高校生』(日本テレビ系・13年)、『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系・18年)などに出演。ミュージカルでも活躍しており、2008年に『CHICAGO』の日本版でミュージカルに初出演。2012年7月には『CHICAGO』でブロードウェイデビューを飾り、2017年、2019年と、3度ブロードウェイ主演を果たしている。10月からは大ヒットドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズ(テレビ朝日系)の最新シリーズが放送される。公式Instagram @ryoko_yonekura_0801 公式ファンクラブ「よねさんち」 https://yonesanchi.com