HUAWEI MateView

さて、Mateファミリーの新メンバーとして、28.2インチの液晶ディスプレイ「HUAWEI MateView」も発表されました。ファーウェイが日本で液晶ディスプレイをリリースするのは今回が初めてです。市場想定価格は89,800円で、発売日は8月20日。ワイヤレス接続に対応した4Kモニターは、ハイスペックながらシンプルなデザインが特徴の製品となりました。

  • デスクトップモニター「HUAWEI MateView」

大画面フルビューディスプレイは、画面占有率が約94%。ベゼル幅は6mmまで抑えられています。高精細な4Kディスプレイで、解像度は3,840×2,560ドット(リアクション)アスペクト比は3:2)のウルトラHDです。一般的な4K(3,840×2,160ドット)よりも縦に広いのは、一見すると地味かもしれませんが、使い勝手が大きく高まります。表現できる色数は10.7億色に到達しました。

  • 画面占有率は約94%、解像度は3,840×2,560ドットのウルトラHD

  • 製品イメージ。最大500nitの明るさ

阿部氏が「耐久性とスタイリッシュを追求した」と強調する極薄パネルは、薄さがわずか約12.8mm。指先で簡単に角度(チルト角は-5度~18度)や高さ(上下110mm)を調整できます。

  • 指先で簡単に好みのポジションに調整

MateViewはUSB Type-Cポートを持ち、USB Type-Cケーブル1本で表示も音声出力も充電もまかなえる設計です。例えば(PD充電プロトコルなどの条件が整えば)、ノートPCとType-Cケーブルで接続するだけで、ノートPCからの映像出力はもちろん、ノートPCへの電源供給も行えます(65W)。

  • ケーブル1本で、表示、音声出力、充電がまかなえます

スマホの写真も、軽くタッチするだけでディスプレイに投影。PCからMateViewへのワイヤレス投影も、高解像度の画質を落とさず投影できます。また、ディスプレイの下端でタッチバー操作できる仕様で、一本指のスライドで音量調整、二本指のスライドで入力切替を行えます。

  • 指のスライド操作で音量調整、入力切替

モニターは音質の良さも意外と重要ですが、MateViewは5Wのデュアルスピーカーを搭載しました。マイクも2つ備え、約4m離れた場所からでも音声をクリアにピックアップできるとの説明でした。

インタフェース類は、USB-A、USB-C、ヘッドホンジャック、Mini DisplayPort、HDMIと一通りをカバー。ファーウェイが満を持して投入する最初の液晶ディスプレイは、機能が盛りだくさんなハイエンドモデルとなりました。

  • 製品スペック

HUAWEI MateView GT

ゲーミング液晶ディスプレイの「HUAWEI MateView GT」も発表されました。湾曲画面の34インチワイドカーブディスプレイが特徴です。市場想定価格は65,800円で、9月10日からAmazon.co.jp限定で発売となります。

  • 34インチの「HUAWEI MateView GT」

34インチのウルトラワイド画面は、ユーザーの視界を包むように緩やかにカーブしており、ゲームはもちろん、映画、あるいはクリエイティブな作業など、いろいろなシーンで没頭できそうです。

  • アスペクト比は21:9、解像度は3,440×1,440ドットのWQHD。高い没入感が得られる緩やかにカーブしたウルトラワイド画面

阿部氏は「周辺部の画像まで見やすいため、快適なゲームプレイ環境を提供します」と説明します。リフレッシュレートは165Hz、応答速度は4msとなっており、画面のすばやい動きでもシャープに映像を表現できるのが強み。

  • 製品イメージ

  • リフレッシュレートは165Hz

表現できるカラーは10.7億色と10ビットカラーに対応。「一般的なモニターと比較して、より滑らかな映像をお楽しみいただける」(阿部氏)としています。

  • パネルのコントラスト比は4000:1のハイコントラスト仕様。低ブルーライトとフリッカーフリーをサポート

サウンドバースタンドが標準装備されており、ハイパワーな5W仕様のデュアルスピーカーで迫力のサウンドも楽しめます。このほか、MateViewと同様に約4m離れた場所からでも音声をクリアに拾えるデュアルマイクを搭載。エコー除去やノイズキャンセリングにも対応しています。阿部氏は「最近のテレワークにもうれしい機能」とアピールしました。

  • タッチバーで直感的に操作できる、サウンドバースタンドが標準装備

最後に阿部氏は「様々なしかけの入ったMateView GTです。ゲームプレイだけでなく、ワイドスクリーンを活かした作業にも優れています。多くの方々に使ってもらえたら」と話していました。

  • 製品スペック