――元陸上選手で大志のコーチ役を引き受ける深井京役で小芝風花さんが登場しますが、共演の感想をお聞かせください。
実は以前別の作品でご一緒したことがあるんです。その時からずっと思っていたのですが、とても気さくで明るくて、同じ関西出身ということもあってか話しやすい方だなと思っていました。いい意味で、あまり気を使わなくていい方だなと(笑)。小芝さんが現場に入るだけでパッと明るくなるような、人としての魅力がたくさん詰まっている方です。
――小芝さんもかつてNHKのドラマ『トクサツガガガ』で主演されていて、特撮が大好きだそうでしたが、そういう話で盛り上がりましたか?
特撮あるあると言うか、特撮作品は完成するまで、いろいろ(工程)があるんです。その途中にはアフレコなどがあったりするので、完成しきっていない映像を僕たちは観ることになるのですが、そういう映像を観る時に「どう完成するか不安だよね」と話したことがあります。でも、特撮の話というよりは、プライベートの話をすることが多かったですね。
――父親役のつるの剛士さん、幼なじみの清名理央役の中村守里さんとのシーンはほっこりしますが、撮影現場の雰囲気は家族のような感じでしたか?
つるのさんはずっとお話をしてくださっていましたね(笑)。つるのさんが最近ハマっていることやお料理のこと、『ウルトラマン』のような過去に出たドラマのことなど、たくさん話してくださり、それを僕たちが聞いている感じでした(笑)。
――特撮あるあるなども会話に出ましたか?
特撮あるあるは話していなかったのですが、つるのさんは戦隊モノの主題歌を歌っていらっしゃるので、「あとはもうライダーだけなんだ」と(笑)。特撮の話題よりもわりとプライベートの話などが多くて、ほっこりする話をしてくださいました。
――最後に、本作の魅力はどこにあると感じているか、お聞かせください。
パラスポーツの部分では、レースの楽しさがこのドラマのひとつの魅力になっていると思います。もちろん特撮も見逃せないですし、青春ドラマとしても楽しめます。ひとつだけではなく、いくつもいくつも魅力が詰まっている作品だと思います。
2000年8月21日生まれ、大阪府出身。2017年、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてフォトジェニック賞と明色美顔ボーイ賞をダブルで受賞する。翌2018年にオスカープロモーションに所属し、同事務所の男劇団 青山表参道Xのメンバーになる。そして同年9月、特撮テレビドラマ『仮面ライダージオウ』にて主役の常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ役でテレビ初出演にして主演を飾り、注目を集める。同シリーズ劇場版でも主演を務めたほか、ドラマ『ピーナッツバターサンドウィッチ』(20)、『柳生一族の陰謀』(20)など、着実にキャリアを重ねている。主演映画『灰色の壁~歯車~』が2021年公開予定。
(C)NHK