5年前の写真集発売時、内田は「私はコンプレックスだらけ。表紙になっている“おしり”も全然好きじゃないんです」と赤裸々に語っていた。5年が経った今はどうか?と聞くと「嫌いな部分を100%好きになるのは難しい。5年経った今でも大好き!とは言えない(笑)」と素直な答えが返ってきた。

自分が好きじゃない自分をさらけ出すのは勇気がいることだが、それでもグラビアを続けているのは「かわいいは作れるから」だ。「ポージング、写真の質感、衣装やメイク…。これらでかわいいは作れるし、嫌いな部分を好きに見せることは可能。『自分の身体じゃないみたい』と思える。そういう意味でコンプレックスはクリアになっている気がします。自分の体を生で見た時は好きじゃなくても、作品となって見るとお気に入りの写真が撮れたと思うので、少しは好きになってきている。コンプレックスばっかりの私が自分の体を好きになれたきっかけは、グラビアなんです」。

グラビアを通じて自分を向き合えたという内田。グラビアを始めた当初が「0」だとすると、どのくらい好きになれたか、パーセンテージで表してもらうと、「今は80%自分を好きになれた!」とはにかむ。「グラビアから自分の見せ方を学んだ。コンプレックスもポージングによってキレイに見えるよねって、先天的ではなく、後天的に見せ方を学んだ。コンプレックスも見せ方によってよく見えるというのを経験できたのが大きいですね」と自身の“原点”に感謝した。

完成度と満足度が高いばかりに次回作まで5年空いた写真集。今回も同じく、「自分の中でやりきった感ある。なので今すぐに次のグラビアをやりたいという気持ちは正直ない」とその表情に充実感に満ちている。

女優業も軌道に乗っている内田。30歳を前にグラビアはもう卒業するのだろうか?「うーん、いまのところはやりたい欲はないけど、今後一切やらないとも言えない…。これからだんだんと年齢を重ねていって、価値観や好みも変わると思うので、それをどうグラビアに反映できるのかわからない。そうですね…需要があればしれっとやるかも!(笑)」。

次作が1年後か5年後なのかわからないが、歳を重ねた内田がどんなグラビアを見せてくれるのか、楽しみだ。