――6月6日の千秋楽公演はライブ・ビューイング、そして初めての試みとなるストリーミング配信が決定しています。配信ならではの魅力をどのように考えていますか?

安田:生の1度しかないライブの楽しさもありますが、その余韻を違う角度から見ることができる。そうやって楽しんでいただけたら幸いです。

大泉:たくさんのカメラでいろんなところを撮ってくれるので、劇場で見た方も今度は我々の近くで、顔の表情も見られますし、配信の良さはたくさんあると思います。僕らの場合、アドリブ性の多いシーンもあるので、一度見た方も違う展開が楽しめるし、一度も見ていない方ももちろん楽しめる。今のこの時代だからこその楽しみ方だなと思います。また、配信の特典映像も楽しめるものになっていると思います。我々はそういうところもどうしても頑張っちゃうので(笑)、絶対面白いと思います。

音尾:特典映像には、お芝居の時間だけでなく、このツアーの間に撮ったいろんな映像も入るので、そういうところも楽しみにしていただけたら。そして、場所は違っても同じ時間を共有できるというのは、僕たちとファンのみなさんがつながるものなのではないかなと。僕はみなさんと時間を共有したい、それが願いです!

――最後に、千秋楽に向けてファンのみなさんにメッセージをお願いします。

森崎:私たちは稽古のときからPCR検査で陰性を確認しながら、綱渡りの状態ではありますが、なんとかエンタメを成立させようと必死になってゴールに向かって頑張っているところです。この状況でも舞台に上がれる、その幸せをしっかりかみしめ、ともに喜びを分かち合うことが難しい状況ですが、その分、舞台の上でお客様に最上の喜びをお伝えしたいと思っています。お客様も、行くべきか行かないべきか大変迷われながら、しっかりと感染対策をしてお越しくださっている。これはもう団体戦。なので、最後の最後まで気を抜かずに務めたい。それが唯一であり、最上の願いです。

■TEAM NACS(チーム・ナックス)
北海学園大学演劇研究会出身の森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真により結成された演劇ユニット。1996年に初めて作品を上演し、2004年に初の東京公演を敢行。以降、公演を重ねるごとに着実に動員数を増やし、2021年の第17回公演『マスターピース~傑作を君に~』は全57ステージで約7万人動員予定。メンバー個々でも俳優としてドラマや映画、バラエティ番組など、幅広く活躍している。
■TEAM NACS第17回公演「マスターピース~傑作を君に~」〈ストリーミング配信~特典映像も君に~〉
(アーカイブ配信有り、特典映像有り)
【配信日】 2021年6月6日13:00 OPEN
特典映像:13:25頃~配信開始
公演本編:14:00頃~配信開始
【チケット料金】
4,000円(税込) ※別途、視聴サービスごとに異なる手数料が必要