いつの時代も、お金の悩みは私たちにとって大きなストレスとなります。「貯金ができない」「ローン返済が苦しい」「どの保険に入ればいいのかわからない」など、抱える悩みはある程度共通しているかもしれませんが、収支バランスを含めたマネー環境は個々人で異なります。そのため、「今の自分にとって何をするのが正解なのか」を見極めるのがとても難しいです。

そんな自分の力で解決できなさそうなお金の悩みは、経験豊富なファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみるといいかもしれません。今回の相談主は、マイホーム取得を目指しているDさんです。

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マイホームを購入したらどのように返済すべき?

【相談内容】

私たちの年齢を見ていただければわかりますが、俗にいう「歳の差夫婦」です。私と夫の年齢差は11歳です。今のところ夫にはこれといった病気もなく、健康には問題ありませんので、定年(60歳)まで働く予定ですが、夫の定年時、娘は18歳で、その後数年は教育費がかかるであろうことは予想がつきます。

今回ご相談したいのは、マイホーム取得の件です。娘が小学校に入学するまでにマイホームを持ちたいと考えています。ただ、「購入額はどのくらいが妥当なのか」「今の貯蓄をどの程度まで購入に充てたほうがよいのか」「住宅ローンを借りるにしても、返済計画はどのようにしたらよいのか」などが気になります。

続いて、Dさんの詳細なプロフィールをみていきましょう。

相談者プロフィール

【家族構成】

Dさん(パート勤務・36歳)、夫(会社員・47歳)、長女(5歳)

【居住状況】

賃貸マンション暮らし

収入 世帯月間 45万円
夫(手取り) 40万円
妻(手取り) 5万円
支出 世帯月間約43万円
家賃 12万円
食費 8万円
電気・水道料金 1万5,000円
通信費 1万5,000円(2台分)
保険料 5万5,000円(夫・3万円、妻・1万5,000円、長女・1万円)
教育費 1万円
自動車関連 3万5,000円
被服費・美容費等 2万円
交際費・レジャー費 2万円
お小遣い 4万円(夫3万円、妻1万円)
雑費など 2万円
貯蓄 世帯貯蓄 800万円
普通預金 100万円
定期預金 500万円
株・投資信託等 200万円

【補足情報】

Dさんは娘さんが生まれてからは、子育てを優先したいために勤務時間の少ないパート勤務をしています。娘さんがある程度大きくなったら、勤務時間を増やしてもっと働きたい気持ちはあります。自動車関連費用には、駐車場代・ガソリン代・車両保険代が含まれています。

今現在は、毎月の家計内では貯金が難しいので、年2回のボーナスをなるべく貯金するようにしています。