■プロデューサー・佐久間晃嗣
この物語は、シングルマザーで小学校の教師をしている知人の話から着想を得た、一風変わった“ホームドラマ”です。制作にあたり、シングルファーザー・シングルマザーの方々に取材させていただきましたが、その中で感じた「一人じゃないんだ」と実感することの大切さを、こんな今だからこそ、このドラマを通じてお届けできたらと思っています。
主人公の赤城俊平は、いつも笑顔で最愛の息子を育てているシングルファーザー。そんな俊平を演じるのは重岡大毅さん。ジャニーズWESTのセンターとしてのキラースマイル、『パパジャニWEST』で子どもたちに見せる少年のような笑顔、俳優としての自然体の笑顔。どの笑顔も繊細な感性に溢れていて、主人公・俊平役にぴったりだと感じ、オファーいたしました。笑顔の裏にある寂しさや戸惑いさえも、繊細に演じていただけるのではないかと思っています。
ヒロイン・桃田礼は、小学校の教師をしているシングルマザー。脚本のマギーさんと共に礼のキャラクターを作っていく中で、初期段階から木村文乃さんを想定して制作を進めていたので、オファーを受けていただけた際は狂喜乱舞しました。木村さんの一本筋の通った芯の強さと、そこに宿る優しさが印象的で、ヒロイン・礼を魅力的に演じてくださるのではないかと感じています。
小山内蒼介は、お節介から「SNSでの“家族募集”」という突飛な提案をする、この物語のテーマを象徴するようなキャラクターです。そんな蒼介役は、どんな役柄にもまるでそこに実在するかのような説得力を宿してくださる仲野太賀さん以外考えられないと、オファーいたしました。「仲野太賀さんが演じる蒼介に早く会いたい!」と、今から撮影が楽しみでなりません。
横瀬めいくは夢を追い続けている奔放なシングルマザー。岸井ゆきのさんは、どこかアーティスト性が漂うお顔立ちと、どの役柄でも不思議と感じられる少女のような天真爛漫さが、めいく役にぴったりだと思い、オファーいたしました。岸井さんの新たな一面が見られるのではないかと今からワクワクしています。
金曜日の夜に、俊平たちと共に笑って、ちょっぴりホロっとする。誰かに「ただいま」と「おかえり」を言いたくなるような、心温まるホームドラマをお届けしたいと思います。
■プロデューサー・岩崎愛奈
マギーさんの描く人間味溢れる温かくて魅力的な台本を読んでいると、自然と4人の登場人物と一緒に笑ったり悩んだり、頷いたりしている自分がいました。そんな物語をまるでその場で一緒に時間を共有しているかのような感覚をもたらしてくださる、お芝居に絶対的な信頼ができる俳優さんに演じていただきたいと思っていました。その思いが叶って、重岡大毅さん、木村文乃さん、仲野太賀さん、岸井ゆきのさんという、素晴らしい俳優さん達に演じていただけることになりました。うれしくてたまりません! そしてワクワクが止まりません!
価値観もそれぞれな他人同士が「家族になる」というのはそう簡単ではないこと。さらに、「子育て」という正解のない難問にも向き合わなければなりません。それでも、この素晴らしく頼もしい4人の俳優さんが演じてくださる4人の登場人物たちと一緒なら、そんな悩みも、どんな問題も、答えやヒントを導き出せる気がします。一緒に暮らすような気持ちで、一緒に笑って泣いて考えて、彼らの暮らしと変化を見届けていただけたらと思います。
(C)TBS