鈴木亮平演じる漫画一筋で恋愛が超苦手な少女漫画家・刈部清一郎と、吉岡里帆演じるダメ男ホイホイと呼ばれる崖っぷち女子・久遠あいこという恋に不器用な2人が繰り広げるラブコメディードラマ『レンアイ漫画家』(フジテレビ系 毎週木曜22:00~)。
父を亡くし、伯父の清一郎に引き取られ、居候するあいことともに疑似家族生活を送る刈部レンを演じるのが、大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)での徳川家康の幼少期・松平竹千代役で話題になった子役の岩田琉聖(10)だ。SNSでは「かわいすぎる!」「キュンキュンする!」と反響が寄せられ、吉岡も「心を鷲づかみにしてくるんです!」とメロメロになっている。
そんな岩田を直撃すると、人生初のインタビューに前日の夜は寝付けず、緊張のあまり涙が出てしまうハプニングも。ドラマの撮影と違い「アドリブが苦手で…」と吐露していたが、徐々に落ち着きを取り戻し、しっかりとした受け答えで、大河ドラマ出演後、実は子役を辞めることを考えていたという意外なエピソードまで明かしてくれた――。
■苦手だった泣くシーン「ちょっと自信が持てました」
――『レンアイ漫画家』への出演が決まったときはどんな気持ちでしたか?
このオーディションに合格しなかったら、(子役は)もう辞めようという話をしていたんです。オーディションではちょっと苦手な泣くシーンがあって、やるときに怖かったんですけど、終わったら選ばれてびっくりしました。
――そうだったんですか! なぜ辞めようと思っていたのですか?
大河が終わってからもオーディションにたくさん行ってたんですけど、あんまり受からなくて。サッカーもやってるから、これがダメだったら辞めようって話をしてたんです。
――演技のお仕事は楽しいですか?
最初は自信がなかったんですけど、そこから楽しくてやめられなくなりました(笑)。辞めようと思ったけど、まだ続けられると思って、うれしいです。
――実際にドラマの撮影が始まって、特に思い出に残るシーンは何でしょうか?
丸子橋で、苦手だった泣くシーンをやったところです。お父さん(白石隼也)が亡くなってレンくんは1人になってしまったけど、清一郎さんの優しいところを感じられるシーンで、ちゃんとできるか分からなくてあんまり自信がなかったんです。でも、亮平さんとかキャストの皆さんがアドバイスしてくれたおかげで、ちゃんとできました。みんなで1つの作品が作れたので、良かったなと思ったし、苦手だった泣くシーンもちょっと自信が持てました。
■撮影きっかけに料理にハマる、得意なのは…
――レンくんがご飯を作るシーンも印象的なのですが、実際に家でも作ることはあるのですか?
撮影で料理をするので、炒め物とか卵を割ったりできるように練習したら、結構料理が楽しくなって、自分でもやるようになりました(笑)
――得意料理はありますか?
サラダチキンにネギとごま油と塩昆布を入れたサラダがおいしかったです。
――お酒に合いそうな大人なメニューですね(笑)。レンくんはおとなしく、大人びた性格の役柄ですが、実際の琉聖くんの性格とは似ていますか?
自分とは全く反対な感じです。普段は学校でもみんなと話したりたくさん元気よく遊んだりしているので、お母さんに「レンくんはこういう子なんだよ」って教えてもらいました。