――続けてカップリング曲についてお尋ねしますが、「キミに空とクローバー」はどういったイメージで作った楽曲ですか?
今回のシングルが春にリリースするということもあったので、春が訪れている様子を感じながら、これからの希望とか夢とかを願っている、そんなテーマで作りました。草原で寝転がりながら、いろいろなことを考えている感じです。
――この楽曲における「キミ」というのは、どういった設定なのでしょうか?
明確な設定はなくて、聴いている人が思い浮かぶ相手という感じです。どのように捉えてもらってもいいなって個人的には思っていますが、親しい相手ではあると思います。ただ、恋愛の曲ではないので、友達だけど恋人ではない……そんな微妙な距離感なんじゃないかと。あと私は、葉っぱに太陽光があたって透けて、ちょっと黄色い緑みたいに見えるのがすごく好きなので、それを見つつ、街を歩きながら、良い季節だなって思っているのをイメージしながら歌っています。だから、季節的に言うと、春から夏にかけて……初夏を感じながら、その季節感や温かさ、テンションの上る感じを乗せています。
――歌詞の中で好きな部分はありますか?
2番のサビ、「希望で育ってくクローバー 太陽浴びて輝け」というところが好きです。先程も言った、葉っぱがキラキラしているというのはまさにこんな感じだと思います。これに続く“深呼吸”も含めて、すごくいい感じですよね。
――今回は表題曲もカップリングも近い感じの曲になっていますね
この曲も、これまであまり歌ってこなかったタイプなので、あえて入れてみようと思いました。
――どちらの曲も、鼻歌とか、自然と口ずさんでしまうような感じですよね
私も公園の近くを歩いているときは、「キミに空とクローバー」を口ずさんでますね。周りに人がいなければ(笑)。
――どちらかというと「キミに空とクローバー」ですか?
そうですね。やはり今の季節にピッタリあっているからだと思います。レコーディングのときも、葉っぱを思い浮かべながら歌っていたので。
――「Plastic Smile」のMVについてもお伺いしたいのですが、今回はダンスではなく、演技をしていますね
してますねー。今回の曲は踊っているという感じでもないので。ライブでは踊っているんですけど(笑)、基本的にはダンス推しではないので、これまでにやったことのないドラマ仕立てにしようと思いました。内容については、ある程度、私と年齢だったり、状況が同じほうが、見てくださる方も入り込みやすいと思ったので、アニメともリンクさせて、会社で働いているイメージにしました。
●6th Single「Plastic Smile」MV short ver.
――実際に演技をしてみていかがでしたか?
最初はちょっと緊張しました。自分のことをけっこう低く評価するタイプなので、うまくできないと嫌だなあと思っていたのですが、意外と最初のシーンから、監督さんやスタッフさんに、上手だねって言ってもらえて、少し自信を持って撮影を続けられました。
――MVにしては演技のシーンが多いですよね
普通だったら女優さんに頼むのではないかと思うくらい多いんですよ。意外と皆さんから評価していただけたので、最後まで楽しくできました。ただ、泣きのシーンだけはちょっとハラハラしていて、念の為に目薬も用意していただいたのですが、どうせならちゃんと泣きたいと思って、頑張って泣きました(笑)。