栄一と千代は、4月4日放送の第8回「栄一の祝言」で結婚した。それまで栄一、喜作、千代の三角関係が描かれ、3月28日放送の第7回「青天の栄一」で一気にヒートアップ。喜作が千代と結婚するために動き出し、栄一は焦るもなかなか自分の気持ちを伝えられず。だが、長七郎(満島真之介)からの手紙に勇気をもらい、ついに「お千代、俺はお前がほしい」と告白。ド直球の告白に、「キュンとする」「男らしい」などとSNS上で反響を呼んだ。
リハーサルではマスクを着用しており、栄一の告白シーンも本番で初めてマスクをはずして演技。その際、マスクありとマスクなしで、吉沢の印象がまったく違い、顔の下半分の芝居の大切さを感じたという。
「吉沢さんは誰もが認める美形。マスクをして目だけしか見えていない状態で告白されたときは、精悍さがすごく伝わってきて、素敵だなと思ったのですが、マスクをはずして本番になったとたん、いい意味でカッコ悪かったんです。あんなにカッコいい吉沢さんが。それがすごく栄一さんの人間性を物語っていて、千代は栄一さんのカッコいいところと同じように、カッコ悪いところに愛おしさを感じてきたんだろうなと思いました」と振り返り、「顔が全部見えることによって心情がやっと100%表現される。顔の上と下で表現するものが違うのだと感じ、面白かったです」と話した。
第8回「栄一の祝言」では、喜作(高良健吾)が待ったをかけ、栄一と喜作が剣術で勝負。千代をめぐって2人が対決したそのシーンについて、橋本は「恥ずかしくてしょうがなかったんですけど、千代ちゃんの気持ちとしては、穏やかで優しい栄一さんが、自分のことになるとこんなに戦ってくれるんだと。今まで見てきた栄一さんとは違う、そのうれしさがありました」と振り返る。
すでにキュンキュンするシーンが描かれてきたが、栄一と千代が夫婦になってから、さらに少女漫画チックになるという。「これは女の子がキュンキュンするために書いたシーンなのではないかと思う場面がたくさんあり、こっぱずかしくて、本番までに恥ずかしさをとるのに一生懸命です」と照れる橋本。
そして、夫婦のシーンで意識していることを尋ねると、「千代ちゃんの栄一さんへの愛情がすごく大きいので、あふれ出しそうになる。例えば、触れたいと思ったり、抱きしめたいと思ったり、そういう愛情が芽生えても、女性からそういうことをするのははしたないという品性のある子だから抑えないといけない。抑えている中で千代ちゃんからにじみ出る愛情が見えたらいいなと意識しています」と答えた。
さらに、「栄一さんが千代のことを後ろから抱きしめるシーンがあり、そこはいわゆるバックハグに憧れている女子たちにとって、キュン死に度が高いシーンなのではないかなと思いました」と、今後の胸キュンシーンを予告した。
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