「缶コーヒー」比較、

休憩時間の相棒であり、残業時間の強い味方でもある「缶コーヒー」。ミニマムなサイズ感は持ち歩きにもぴったりで、働く社会人であれば飲んだことがない人を探すほうが難しい定番商品だ。軽く調べただけで50を越える商品が販売されているのだが、味の違いってどのくらいあるのだろうか。

そんな疑問を回収するべく、コンビニ3店舗と自販機数台をめぐって19種の缶コーヒーをゲットし、早速飲み比べてみた。

19種の缶コーヒーを飲み比べ、特徴は?

今回のエントリーは全部で19品。『サントリー ボス』6品、『キリン ファイア』5品、『日本コカ・コーラ ジョージア』2品、『アサヒ ワンダ』2品、『UCC上島珈琲』1品、『日本サンガリアベバレッジカンパニー』1品、『キリン 午後の紅茶』1品だ。

いざ実飲!

今回の検証は、スーパーの試食などで使われている小さな紙コップを用いて、ひとくちずつ味わっていくスタイルを採用。また、比較の精度を上げるべく、マイナビニュース編集部3名で飲み比べを実施。どのような違いがあるかを「すっきり」「甘さ」「苦み」「コク」「香り」と、5つの項目をチェックした。結果はあくまで3名の主観となるが、みなさんのコーヒー選びの参考になれば幸いだ。

  • 比較会場はコーヒー香りまくる景色は圧巻

■サントリー ボス

サントリーが展開する「ボス」は、パイプを加えた渋い男性が印象的な缶コーヒーブランド。本企画で最も商品数が多かったのがこちら。

【01】ボス 無糖ブラック

  • 「ボス 無糖ブラック」

    「ボス 無糖ブラック」

商品名: ボス 無糖ブラック
内容量: 185g

原材料 :コーヒー(コーヒー豆 ブラジル、エチオピア、その他)
エネルギー :0kcal(100gあたり)

すっきり :★★★☆☆
  甘さ :☆☆☆☆☆
  苦み :★★★★★
  コク :★★★☆☆
  香り :★★★★☆

「ボス 無糖ブラック」は『サントリー ボス』が販売している無糖のブラックコーヒー。コクと香りを感じる、クセのない仕上がりが特徴的な1本だ。すっきりとした仕上がりで飲みやすく、ブラック初心者が手を出すには最適な印象。今回登場する3つのブラックコーヒーのなかでは丁度中間に位置するさっぱり加減で、王道感のある1本。

【02】ボス ザ・エスプレッソ 微糖

  • 「ボス ザ・エスプレッソ 微糖」

    「ボス ザ・エスプレッソ 微糖」

商品名: ボス ザ・エスプレッソ 微糖
内容量: 185g

原材料 :牛乳(国内製造)、コーヒー、砂糖、全粉乳、デキストリン/カゼインNa、香料、乳化剤、甘味料(アセスルファムK)
エネルギー :19kcal(100gあたり)

すっきり :★★☆☆☆
  甘さ :★★☆☆☆
  苦み :★★★☆☆
  コク :★★☆☆☆
  香り :★★☆☆☆

「ボス ザ・エスプレッソ 微糖」は、全国のファミリーマート限定で販売されている微糖缶コーヒー。後味にふわっと苦みが残るものの、"エスプレッソ"という割には甘さが目立つ印象だ。苦みは強すぎない、意外とマイルドな仕上がりになっている。

【03】ボス 贅沢微糖

  • 「ボス 贅沢微糖」

    「ボス 贅沢微糖」

商品名: ボス 贅沢微糖
内容量: 185g

原材料 :牛乳(国内製造)、コーヒー、砂糖、乳製品、デキストリン/カゼインNa、乳化剤、香料、甘味料(アセスルファムK)
エネルギー :20kcal(100gあたり)

すっきり :★★★☆☆
  甘さ :★★☆☆☆
  苦み :★★★☆☆
  コク :★★★☆☆
  香り :★★☆☆☆

同じく『サントリー ボス』から販売されている微糖缶コーヒーのひとつがこちら。「ボス ザ・エスプレッソ 微糖」と比べると、すっきりとした爽やかなコクがプラスされている。後味に苦みを感じやすく、甘党には少々ハイレベルかもしれない。

【04】ボス レインボーマウンテンブレンド

  • 「ボス レインボーマウンテンブレンド」

    「ボス レインボーマウンテンブレンド」

商品名: ボス レインボーマウンテンブレンド
内容量: 185g

原材料 :牛乳(国内製造)、砂糖、コーヒー、乳製品、デキストリン/カゼインNa、乳化剤、香料
エネルギー :35kcal(100gあたり)

すっきり :★★★★☆
  甘さ :★★★☆☆
  苦み :★★★★☆
  コク :★★★☆☆
  香り :★★☆☆☆

こちらも『サントリー ボス』の缶コーヒー。「缶コーヒーといえばこれ! 」といったような感じで、苦みとともにくる甘さが結構強めな仕上がりとなっている。とはいえ後味には爽やかなコーヒーのコクを感じられるので、ミルク感・コーヒー感をどちらもバランスよく味わいたい人にはこちらがおすすめだ。

【05】ボス コーヒーファーム オリジナルブレンド

  • 「ボス コーヒーファーム オリジナルブレンド」

    「ボス コーヒーファーム オリジナルブレンド」

商品名: ボス コーヒーファーム オリジナルブレンド
内容量: 185g

原材料 :砂糖、牛乳、コーヒー(ヴィトリア農園豆60%)、脱脂粉乳、全紛乳、デキストリン/カゼインNa、乳化剤、香料、安定剤(セルロース)
エネルギー :34kcal(100gあたり)

すっきり :★★★☆☆
  甘さ :★★★☆☆
  苦み :★☆☆☆☆
  コク :★★★★☆
  香り :★★★☆☆

「ボス コーヒーファーム オリジナルブレンド」は、他の商品よりも苦みが少ない仕上がりになっている。口に含んだ瞬間から甘みがある、まろやかな口当たりが特徴だ。苦みは強くないもののコーヒーのコク深さは感じられるので、苦みよりも風味と甘さを求める人はこちらをチョイスしよう。

【06】ボス カフェオレ

  • 「ボス カフェオレ」

    「ボス カフェオレ」

商品名: ボス カフェオレ
内容量: 185g

原材料 :牛乳(国内製造)、砂糖、コーヒー、脱脂粉乳、クリーム、全粉乳、デキストリン/カゼインNa、乳化剤、香料、安定剤(カラギナン)
エネルギー :44kcal (100gあたり)

すっきり :★★★☆☆
  甘さ :★★★★☆
  苦み :★☆☆☆☆
  コク :★★★★☆
  香り :★★★☆☆

「ボス カフェオレ」は北海道産生クリームと牛乳、深煎りコーヒーが使用された缶カフェオレ。ミルク感がかなり強く、クリーミーな優しい甘さを堪能できる1本。甘さゆえのねっとり感などは1ミリもなく、ミルク本来の甘さを感じる美味しい仕上がりに脱帽。