――ここからは、番組内容にちなんで漫画に関する質問をしていきます。お2人が漫画を好きになるきっかけになった作品は何でしたか?
宇垣:最初はアニメから入りました。アニメをテレビで見て「『セーラームーン』面白い。漫画も読んでみたい」という感じで、アニメを入り口として、そこから原作も読み、どんどん好きになるという流れが多かったですね。
カズレーザー:一番最初に触れた漫画は、父親が持っていた『ゴルゴ13』でした。よくわかんないけど読んでましたね。『ゴルゴ』って、どこからでも読めるし、ずっと読めるんですよ。
――では、人生でもっとも影響を受けた作品・名言などはありますか?
宇垣:私が幼稚園児や小学生の頃は、美少女戦隊ものが流行っていて、女の子たちが戦って自分自身や世界を守ることにカッコよさを感じ、それが当たり前だと思って育ってきました。「自分の大切なものは守ってもらうのではなく、自分で守らなきゃいけない」ということを『セーラームーン』や『カードキャプターさくら』から学び、かなり影響を受けていると思います。私にとってのお姫様は“戦うお姫様”。だから、こんな感じに仕上がったのかな(笑)
カズレーザー:僕は『企業戦士YAMAZAKI』という漫画ですね。サイボーグになったサラリーマンが他企業のサイボーグになったサラリーマンと戦うみたいな話で、それ読んでめちゃくちゃワクワクした記憶があります。置いてないかなぁ?(※収録および取材場所は漫画喫茶)。超面白いんですよ。めちゃくちゃカッコいい名言もあるんですけど、それが今出てこないのが恥ずかしい。読んだとき震えましたもん。誰か番組で取り上げてくれないかな、『企業戦士YAMAZAKI』。
――それはいつ頃読まれたのですか?
カズレーザー:それこそ、高校生ぐらいの時にこういう漫画喫茶的なところに来て、たまたま読んだのがきっかけでした。結構、そこからもらった言葉は多いですね。あとは、島本和彦先生の『吼えろペン』。この漫画には、芸人になってからも力をもらいましたね。「とりあえず風呂敷は広げとけ」みたいな、島本先生の熱い言葉をたくさん知って、それが人生の指針になっているかもしれないですね。
■漫画談義をしたいゲストは…
――『あの子は漫画を読まない。』はゲストと漫画談議で盛り上がる番組ですが、この人と漫画談議をしてみたいという有名人の方は誰でしょうか?
宇垣:麒麟の川島(明)さんですね。川島さんとは『進撃の巨人』の番組でご一緒させていただいたことがあって、4月に『進撃の巨人』の連載が完結するので、それについて話し合いたいです。
カズレーザー:僕は岩井(勇気)さんかな。岩井さんがおすすめしてくれるアニメは、見て損がないんですよ。岩井さんって「この漫画を紹介してください」と頼まれて紹介するケースが多いと思うんですけど、岩井さんが発掘してきた漫画についてお話を聞いてみたいです。
――では、最後に視聴者へのメッセージをお願いします。
宇垣:漫画を紹介していただくゲストのことを好きになって、その作品も読みたくなる番組になればいいなと思うので、ぜひ、楽しんでいただけたらうれしいです。
カズレーザー:この番組をご覧になって、紹介していただいた漫画を買っていただけると番組に箔がつくので、ぜひガンガン購入していただきたいです(笑)
●カズレーザー
1984年生まれ、埼玉県出身。同志社大学卒業後、芸人としてデビューし、12年に安藤なつとメイプル超合金を結成。15年に『M-1グランプリ』決勝に進出してブレイクし、現在はコンビで『メイプル超音楽』(CBC)、ピンで『沸騰ワード10』(日本テレビ)、『くりぃむクイズ ミラクル9』『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日)、『めざまし8』(フジテレビ)などに出演し、YouTubeチャンネル『カズレーザーの50点塾』も展開。4月から『あの子は漫画を読まない。』(BS日テレ)のMCに就任する。
●宇垣美里
1991年生まれ、兵庫県出身。同志社大学卒業後、14年にTBSテレビへアナウンサーとして入社。数々の人気番組に出演し、19年4月よりフリーに。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、CM出演のほか、多数の連載コラムを執筆するなど幅広く活躍。『あの子は漫画を読まない。』(BS日テレ)、『坂上忍の勝たせてあげたいTV』(日本テレビ)、『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)にレギュラー出演中。