NHK連続テレビ小説『おちょやん』での富山弁がキュートな女給役や、ディズニー映画『ラーヤと龍の王国』でのヒロイン役の日本版声優などで、今年のブレイクスルー女優として熱い視線を浴びている吉川愛。4月1日にスタートする読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』(毎週木曜23:59~)では、映画『約束のネバーランド』で注目を集めた板垣李光人と共に連ドラ初主演を果たす。
ためこう氏の人気コミックの原作で、吉川が演じるのは、仕事熱心な漫画誌の編集者・町田和子(わこ)。ある日、板垣扮するファッションやメイクが完璧なショップ店員・相馬周(めぐる)から「ずっと好きだった」と告白された和子は、お試しで彼と付き合うことに…。
ジェンダー問題に斬り込みつつ、2人のみずみずしい成長を描く青春ラブストーリーとなりそうな本作。フォトジェニックなかわいすぎるカップル像が大いに反響を呼びそうだが、吉川自身は今回の役にどう向き合ったのか――。
■ドラマ初主演「一歩目標に近づけた」
――板垣李光人さんと共にドラマ初主演となりましたが、プレッシャーなどは感じましたか?
初めてのことなので、一歩目標に近づけたといううれしさがありつつ、緊張感もありました。
――板垣さんの印象はいかがでしたか?
初めてお会いしたとき、すごくかわいらしい方だという印象を受け、周くんにぴったりだなと思いました。また、衣装も素敵なので、そこも楽しみにしてほしいです。
――脚本を読んだ感想も聞かせてください。
今まで、性別や世代の違いでお互いに理解されてなかったことや、偏見が持たれていた考え方を変えさせてくれるようなお話がたくさんあり、すごく魅力的な作品だなと思いました。また、見終わったあと、いろいろなことを考えさせられるような作品になるのではないかと思います。
■異性の気づかない部分を見せてくれる作品に
――和子役にはどんなふうにアプローチしましたか?
自分の性格と似ているなと思ったので、自分が普段感じているようなことも表現できたらいいなと思いました。また和子ちゃんは、自分のことはさておき、好きなことに対して全力で向かっていく子で、そんなところが共感できる部分です。
――確かに和子は、猪突猛進タイプですね。
私も和子ちゃんほどではないですが、アニメが大好きで、とことん趣味に走ってしまうところがあります。和子ちゃんの一生懸命さやかわいらしさは魅力的な部分なので、私もそういう部分を表現していけたらと思いました。
――ドラマ全体の魅力をどう捉えていますか?
人が持つ偏見を覆すような部分もあると思いますし、異性の気づかない部分を見せてくれるような作品になるのではないかと思います。例えば、女性は男性の気持ちが分からないとか、その逆もあると思いますが、相手がしてほしいと感じることを教えてくれるような、深みのある作品になるのではないかなと思います。きっと毎回、様々な発見ができる内容になっていくと思います。