――滅亡迅雷.netチームは、とてもいい雰囲気ですね。

Blu-rayのためのオーディオコメンタリーを先日収録したんですけど、4人が集まって映像を見ながら話していると、話題が尽きずにどんどん盛り上がってしまいます(笑)。みんな基本はマジメにやろうとする部分がありながらも、聴いてくださるお客さんを楽しませたいという意識が共通しているんです。僕や砂川さん、山口さんがふざけて、中山さんを笑わせるというパターンが多いですね。中山さんはちょっとしたことでもすぐ笑ってしまう人なので、3人が競いあって笑わせている感じです(笑)。

――亡を演じられる中山咲月さんは、中川さんや砂川さんが年上だという意識があまりないとお話されていました。

いやあ、僕も中山さんを年下だと思っていないかもしれません(笑)。山口さんはみんなの兄貴分として頼っているところがありますけど、他の3人は特に年齢差を意識して接していないんです。

――この4人がチームでよかったな、と思えたのはどんなときですか?

今日、4人そろってキラメイダンス(『魔進戦隊キラメイジャー』のエンディングダンス)を踊ったのですが、その印象が強烈すぎました(笑)。これってもともと砂川さんが「俺たちもダンスやりたいね」って言い出したことがきっかけなんです。

取材がある今日までずっと「ダンスやるよ」と言っていて、僕らは冗談だと思ってスルーしていたのに(笑)。本当に実現してしまったんです。山口さんなんて当日になるまで「本当に踊るとは思ってなかった」って言ってましたからね。それでも、やるとなればみんなで練習して、ちゃんとやってしまうノリの良さがすばらしいと思っています。4人一緒にいれば、たぶんいきなりミニコントとかやってと言われたら、みんなやってくれると思うんです。どんなムチャブリでも受け入れてくれる接しやすさは、この4人ならではのもの。とても心地よい関係性なんです。

――キラメイダンスを見事やりきった時、達成感はありましたか?

僕自身はちゃんと、お手本どおりにできたと思っています(笑)。ちょっと難しいかな、と思ったところもしっかりこなせていますし……。先頭に立っていたので、後ろにいたみんなのことはわかりません(笑)。どんなキラメイダンスになっているか、ぜひ配信をご覧になって確かめてほしいですね。

――4人のいい関係をうかがわせる出来事といえば、TTFC(東映特撮ファンクラブ)の番組『仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE』の第3話にて行なわれた「滅亡迅雷ゲーム」はとても楽しそうでしたね。本編終了後に、みなさんで実際にゲームをやってみたオマケ映像があったりして。

そうでしたね。山口さんがゲーム弱くて(笑)。普段は兄貴分なのに、ときどきああいう部分を見せるのもいいんです。ショートアニメの収録のとき、中山さんがあんなに笑う人なんだと初めて知りました。滅亡迅雷.netの1回目のブレイクスルーポイントは、まさにあのショートアニメでした。これからも、4人が集まってファンの方たちの前でトークとかできたらうれしいです。

――滅亡迅雷.net、および迅を応援してくださるファンの方へのメッセージをひとこと、お願いします。

いつも応援してくださって、ありがとうございます。今回『仮面ライダー滅亡迅雷』という作品を通じて、純粋な心を持つ迅を今まで以上に好きになりました。作品をご覧になる方が、いちばん身近に感じてくださるキャラクターが迅なのではないかと思います。迅に感情移入し、物語の世界へと入り込んでいただければうれしいです!

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