芸能活動は7年目に入った。ヒット作に恵まれ、多忙で過ごした6年間は充実そのものに違いないが、この6年間は家族の応援あってこそだったと振り返る。
「あっという間でした。プライベートの自分自身に対する時間よりも、もちろん仕事をしている時間のほうが長かったのですが、まるで一瞬でした。高校生の頃からやっていますが、地元を出て1人で仕事をしていることも大きいです。家族からも『家を出るのであれば、もう帰れないくらいの気持ちで行きなさい』と。応援してくれる家族は私の原動力なので、その家族を喜ばせたいという思いもありますし、自分自身も目標を持ってやっています」。
ちなみに家族のその言葉は、成功するまで家の敷居はまたぐな、という古風なものではなく、「実際は帰省しています(笑)。2時間ちょっとくらいなので」とのこと。「私を送り出してくれた日の朝、滋賀から東京へ行く時に、母と地元の親友がホームまで見送りに来てくれたんです。東京に行くのであれば、帰省する時間がないくらい忙しくなるまで帰ってきてはダメだと。あの日から、本当にあっという間でしたね」。
堀田は、女優の仕事に真摯に向き合うと同時に、心底楽しんでいる。小さい頃からかわいい衣装を着ることが大好きで、女優は天職に近いのだろう。
「バレエをやり始めたのもかわいい衣装を着たいからで、小さい頃からコスプレは好きなほうでした。俳優というお仕事も毎回全部同じことをするのではなく、いろいろな役を演じたいという思いはあるかも知れません。学びたい時期でもあるんです。いろいろな役を演じたい思いは、自分の性に合っていると思います」。
ドラマ初主演となるフジテレビ『サロガシー』(3月24日24:55~25:55 ※関東ローカル)では、代理母として出産シーンを経験する。これまで多彩な役柄を演じた堀田にとっても初挑戦の役どころなだけに、自身の結婚や出産についても思いをはせたと明かす。
「今年で23歳になるのですが、周りでは子供がいる人もいるので、いずれはそういう風になるのかなあという漠然とした未来は想像しています。今回は子供を産んだことがない状態で代理母を演じるのですが、いつか自分が子供を持った時に子供がいる役を演じたら、どういう感じになるのか気になります。また、俳優として経験した状況に自分自身がなったらどうなるのか、そういった楽しみがあります」。