異国情緒たっぷりの街を散策
インド・バラナシでは、ヒンドゥー教の聖地・ガンジス川へ。年間100万人のヒンドゥー教徒が訪れ、沐浴を行う。今日は旧市街地からガンジス川へ案内してもらえるようだ。ナマステ!
現地は朝10時半・気温は約10度と、肌寒そうな雰囲気。ここバラナシは4000近くのお寺があり、日本で言うと京都のような歴史ある街だ。お供え物の花を売る店や、マサラチャイの店を眺めながら、迷子になりそうな入り組んだ道を歩いていく。道の途中には牛もいるが、ヒンドゥー教で牛は聖なる動物で大切にされているという。
そして目の前が開けたと思うと、ガンジス川に到着! 川幅は1㎞近くあり、対岸はぼんやりとしか見えない。
濁っているようにみえるが、水は透明度が高くかなり冷たい様子。ここでは1日1万~1万5000人が沐浴をしているそうで、川岸の人はどんどん沐浴をしていく。見ているだけで冷たそう……! と思うが、沐浴で体も心も清めることは、ヒンドゥー教徒の方にとって大切なことなのだと伝わってくる。
最後に、ガイドの方と一緒に「2021年はコロナ禍が収まるように」と願い事をして花をガンジス川に流した。さて、最後はトルコのイスタンブールへ行こう。
トルコでは、ブルーモスク(スルタン・アフメット・モスク)周辺の散策と、アヤソフィアへ。どちらも、イスタンブールの中でも人気が高い世界遺産だ。ブルーモスク周辺には、「シミット」というごまパンの店や、トウモロコシや栗の屋台、お土産屋などが。カメラ越しではあるものの、店をのぞきながらぶらぶら歩いていると海外旅行に来た気分を味わえる。
続いてはアヤソフィアへ。5世紀にキリスト教の教会として建設され現代は博物館になっていたが、2020年7月からモスクとなっている。内部は美しいモザイクやステンドグラスで飾られており、荘厳な雰囲気。ヨーロッパとアジアの文化、キリスト教徒イスラム教が融合した独特の建物だ。動画でも美しいが、コロナ禍が落ち着いたら自分の目でも見てみたいものだ。
あっという間の90分、世界5都市のツアーは終了した。さて、参加前に気になっていたことはどうだったか、振り返ってみよう。
■オンライン旅行で気になっていること
【1】短時間で海外旅行の気分を味わえる?
⇒◎見どころをギュッとまとめてあるので、短時間でも満足度は高い
【2】いつもいる自宅で旅行気分になれる?
⇒〇のめり込むと忘れかけるけど、ふと気づくと自宅……旅行先の食べ物などを用意したら、より旅行気分になれるかも
【3】知らない場所でも楽しめる?
⇒◎ガイドさんが丁寧に説明してくれるので、初めての場所でも知った気分になれる!
コロナ禍が落ち着いて、また海外旅行に行ける日が早く来てほしいものだ。しかしこの状況でも「海外旅行を楽しんでほしい」と企画されたオンライン体験ツアー、海外旅行に行きたくなりすぎるという楽しい難点はあるものの、少し興味のある場所を気軽に覗いてみたり、いつか行きたい場所の予習にはぴったりの過ごし方と言えるだろう。
他にもHISでは、インドの有名占い師によるオンライン占星術や手相占い、語学レッスンや料理教室といった旅行も実施している。普段の海外旅行では、スケジュールや言葉の都合で申し込みづらいアクティビティに挑戦するのも楽しそうだ。今度の週末は、オンライン体験ツアーで旅行気分を楽しんでみては?