栄一と喜作の関係性については「最初はふざけています。国を思う気持ちや自分たちがやることに対して勢いはあっても、まだ説得力がないので、その軽さというか説得力のなさは大事に演じています。そこからだんだん説得力を持っていって、2人の関係性が変化していくところを意識しています」と説明した。
「兄弟分」と言われている栄一と喜作。喜作は栄一の2歳上だが、高良は年齢が上という意識はないそうだ。「喜作は兄貴分、栄一は弟分と言っていますが、僕はあんまりそこは意識していない。変に威張ることもないですし、喜作が栄一に甘えている節をすごく感じるので、甘えている部分も意識しています」と自分なりの解釈を述べた。
“相棒”感を出すために、吉沢とは「わちゃわちゃやろう」と話しているという。「わちゃわちゃやって、かわいらしい2人が、だんだん国のために動いていく。変わっていく姿が切なくなったり頼もしくなったりするはずなので、とにかく最初はわちゃわちゃふざけるところはふざけようって。ここまでやっていいのかなと考えずにやっています」と明かした。
吉沢の印象を尋ねると「堂々としていますね。そして、正直な人というイメージです」を答え、「一緒にいて楽しいですし、楽です」と共演を楽しんでいる様子。また、俳優としての魅力を「栄一として迷わずそこにいること。それに心強さを感じます」と話した。
さらに、「吉沢くん自体は、表に熱量を出すタイプではないのですが、できあがった映像を見たときに、これは覚悟がないとできないものだし、覚悟がないと見せられない佇まいだなと感じ、秘めているものがあるのだと思いました」と、吉沢に感じた秘めたる覚悟も明かした。
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