クリーンベースへのゴミ吸引は音が大きいので注意

掃除が終わると、i3がクリーンベースに戻ってダストカップのゴミを吸引します。筆者の使い方だと、これまでのロボット掃除機はだいたい一日1回、ダストカップのゴミを捨てる必要があったので、それをしなくてよいのはかなり快適。

ゴミってあんまり見たくないですし、捨てるときに小さなゴミやホコリが舞ったりするのが気になっていました。クリーンベースによってますます掃除の手間が省けます。クリーンベース内の紙パックがいっぱいになるとお知らせが来るので、紙パックを取り出して捨てて、新しい紙パックをセットするだけ。紙パックはホコリが舞い上がらないように口が閉じる構造です。

  • ロボット掃除機「ルンバ i3+」

    クリーンベースの紙パックがいっぱいになるとiRobotホームアプリに通知が届き、クリーンベースのランプもが赤く光ります

ただ、不満もあります。クリーンベースへの吸引は自動で毎回行うのですが、けっこう大きな音が出ます。初めて使ったときには、家族が「なにごと?」と驚いたくらい。しっかり吸い込むためには仕方がないとも思いますが、そばにいるとちょっと驚きますし、特に集合住宅では(戸建てでもまわりの状況によっては)夜間や早朝にi3を動かすのは避けたほうがよいでしょう。iRobotホームアプリなどで、i3のゴミをクリーンベースに吸い込むかどうかを設定するオプションがあってもいいなと思いました。

【動画】クリーンベースに吸引するときの音
(大きな音が流れます。ご注意ください)

また、まだ紙パックに余裕があるのに「いっぱいになりました」とアプリにお知らせが届いたことがありました。どうやら、クリーンベースの内部センサーが紙パックの状態を調べるとき、紙パック内のゴミとの位置関係によって起きる現象のようです。いったん紙パックを取り出して、ガサガサと振って戻すと解決しました。紙パックは60日分のゴミを収納できるので、あまりに早い時期にお知らせが来たら、紙パックを動かすなどして様子を見るとよいでしょう。

  • ロボット掃除機「ルンバ i3+」

    クリーンベースの上部から紙パックをセット

  • ロボット掃除機「ルンバ i3+」

    紙パックは捨てるときに密閉できる構造。ゴミやホコリが舞いません

ルンバ i3+はこんな人にオススメ

600シリーズはとにかくシンプル。ワンルームなど部屋数が少なく、家具が少ない部屋を掃除する人、床掃除をすればよいという人、価格を重視する人向きです。ただ、ブラシはゴム製ではないので毛が絡んだときにお手入れが面倒で、ルンバ内のダストカップが洗えないので使い方によっては気になるかもしれません。

e5シリーズは、ゴム製のデュアルアクションブラシを搭載しているので毛が絡むことが少なく、ダストカップが洗えるのでお手入れがしやすいです。iRobotホームアプリに対応し、掃除のスケジュール設定なども可能。アイロボットオンライン価格は49,800円(税込)と、2018年に登場したモデルですが高コスパで人気のモデルです。600シリーズと比較した場合、吸引力は約5倍。ルンバ入門機としてオススメしやすいモデルです。

そして今回のi3シリーズですが、予算が許せばi3+をオススメしたい! 理由はやっぱりクリーンベース。ロボット掃除機に掃除を任せていると、ダストカップのゴミ捨てが面倒になってくるんですよね。クリーンベース付きのi3+なら、ルンバ本体からのゴミ吸い上げが自動ですし、クリーンベース内の紙パックに60日分のゴミをためておけるのでラク。また、ロボット掃除機のダストカップからゴミを捨てると「お、今日はこんなにゴミが取れたんだ! キレイになったな!」と達成感があるので、気が向いたら手作業でゴミ捨てしてます。

  • ロボット掃除機「ルンバ i3+」

    クリーンベースがあると本当に楽です

また、e5の場合はiRobotホームアプリで掃除のスケジュール設定はできますが、家のどこを掃除したかはわかりません。一方のi3は、掃除する部屋の指定や進入禁止エリアの設定には対応しないものの、掃除した場所は確認できます。掃除の履歴が見えると、「本当に掃除した?」という気持ちが解消されて安心です。

吸引力を単純に比較すると、i3は600シリーズの約10倍。畳や絨毯は繊維の間にゴミが入り込むので、吸引力が高いほどゴミはよく取れます。ペットの毛などが気になる家庭も、吸引力が高いi3が有利でしょう。

i3+は、クリーンベースの手軽さと掃除性能のバランスに優れたモデルです。2LDKや2DK以上の家で細かいことを考えずに掃除したいという人にぴったり。初めてロボット掃除機を購入する人にもオススメです。

ブラーバ ジェット m6と連携、サブスクも!

ユニークな機能としては、床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」との連携があります。ルンバのi3で掃除したあと、自動的にブラーバ ジェット m6が動き出して床を拭き掃除するので、家の掃除がますます簡単になりますね。

  • ロボット掃除機「ルンバ i3+」

    左がブラーバ ジェット m6,A@床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」、

  • ロボット掃除機「ルンバ i3+」

    アプリを使って、ルンバ i3の掃除完了後に拭き掃除を行う設定。ブラーバ ジェット m6はは部屋ごとの掃除指定もできます,A@床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」、

また、まずは自分のライフスタイルにあっているか、購入前にサブスクを利用してみてはどうでしょうか。アイロボットは「ロボットスマートプラン+」というサブスクリプションサービスを実施しています。i3シリーズも対応し、開始時期は2月26日から。価格(税込)は以下の通りです。

■おためし2週間コース
・ルンバ i3:3,980円
・ルンバ i3+:2,980円

■あんしん継続コース
・ルンバ i3:3,080円/月
・ルンバ i3+:2,180円/月

今回、筆者はブラーバ ジェット m6を「ロボットスマートプラン+」で借りてみました。家電やカメラのレンタルサービスを提供しているレンティオ経由で借りるのですが、最短2週間から利用できて、貸出時・返送時ともに送料は無料。返送日(最終日)の24時までに、配送業者に箱を渡して発送を済ませた時点で返却完了なので、期間いっぱい使えます。配送先の住所を記入した配送伝票が入っているのもうれしいところ。気になる人はぜひ試してみてください。