SNSでの熱狂的な人気を受け、昨年は飛躍の一年に。雑誌やテレビにもオファーされ、生活の変化が凄まじかった。「本当にスケジュール的に忙しくて、19年生きていて、2020年の12月が一番忙しかったです。でも仕事好き人間なので、まったく苦じゃない。逆に暇で何もすることがないことが苦手なので、多忙なことがすごく楽しかったです」と意に介さない。
なえなのが世に出ていくと、彼女をよく知る周囲の人間の反応も変わった。その筆頭が、家族だった。「もともと両親はSNS賛成派ではなかったんです。SNSで活動しているだけで生活していけるのかと心配していて。でも、昨年5月にスタイルブックが出たこともあり、6月か7月あたりにYouTubeが延びるなどいろいろ変化があり、両親に認めてもらうことができ、今は応援してもらえています」
家族の話になると、目を輝かすなえなの。家族との関係がうまくいってなかった時期もあったというが、今では彼女の一番のファンだ。「『テレビ観たよ』とか、今まではそれが考えられないくらい反対されていたので、うれしいです。本も送ってほしいと言ってくれました。私はおじいちゃんが世界で一番大好きなんですけど、両親が買って渡すよりなえが送ったほうが喜ぶから送ってあげてほしいと言われたので、送ろうと思っています」。
その本とは、なえなの初の自伝フォトエッセイ『まだハタチ、もう二十歳。』のこと。20歳となり、心境の変化はあったのだろうか。「それが、あんまり変化はなくて。高校生の頃は20歳またいだらガラッと変わりそうというか、世間からの見られ方や、自分の気持ち的にもガラッと変わるのかなと思っていましたが、そういう実感というか急にガラッと変わる感じはなく、ちょっとメイクが大人っぽくなったくらいですね(笑)」と、本音を教えてくれた。
メイクはファンの間でも注目度が高いが、実は大幅に変えたという。「20歳になると思って、昨年末くらいからめちゃくちゃ変えました。メイクはずっとたれ目を意識していたのですが、たれ目は止めました。卒業です(笑)。あとはピンクのアイシャドウを塗っていたのですが、くすんでいるオレンジ色やブラウン系の大人っぽい色、リップも変えました。前のほうがいいという意見も少ないので、似合っているのかなと思っています。ただ、服装がストリートのままなので、20歳はもうちょいきれいめも着てみたいなと思います」。
20歳になってやりたことはあるそうだが、まだ教えてくれない。「秘密にしたい系のタイプ。YouTubeを含め、SNSはもうちょっと頑張っていきたいと思っています」と密かな決意を胸に秘めている。
思い描く将来像についてはしっかり語ってくれた。「今SNSから注目されて、最近はテレビにちょこっと出させてもらったりしていて、すごく楽しいなと思っています。でも自分のスタートはSNSだし、そこを止めるのは違うなと思うので、どっちにも力を入れつつ頑張りたい。藤田ニコルさんとかYouTubeやインスタもやられていて、テレビにも出演されている。私も両立して活躍している人になりたいと思っています」。20歳のなえなののさらなる躍進に注目だ。
2001年1月14日生まれ、静岡県出身。TikTok やYouTubeなどでマルチに活躍するインフルエンサー。SNSの総フォロワー数500万人超。雑誌『LARME』復刊号でカバーガールを務めて話題に。2021年1月14日で20歳を迎え、誕生日に初の自伝フォトエッセイ『まだハタチ、もう二十歳。』を刊行した。2月14日スタートのABEMA『恋とオオカミには騙されない』に出演予定。