自動でふわふわの泡立ち、ミルクメニューも豊富!

ふわふわのミルクで口当たりがまろやかなカプチーノ。自力で作るのは難しく、いつもカフェで飲むようにしていますが、「ラテクレマシステム」を搭載しているディナミカなら簡単。ミルクコンテナに牛乳を入れておけば、自動でミルクノズルから温まった牛乳が出て、その後にコーヒーが抽出されます。

  • 付属のミルクコンテナ

  • 牛乳を入れて本体にセットすれば、自動でカプチーノが

泡立てた温かいミルクが楽しめる「ミルク」メニューも豊富。ふわふわの泡が乗った「カプチーノ」、エスプレッソにたっぷりのスチームミルクを加え、仕上げに少量のフロスミルクが浮かぶ「カフェラテ」、エスプレッソにフロスミルクを足した「ラテマキアート」、エスプレッソに泡立てたミルクを注いだ「フラットホワイト」があります。

ミルクコンテナのフタにある「フロス調節つまみ」の位置をメニューに合わせて調整することで、泡の大きさを選ぶことができます。カフェラテなら少なめに、カプチーノなら多めに設定。これもイラストなのでとてもわかりやすく、迷うことがありませんでした。

  • 泡の大きさはフロス調整つまみで

  • 先に泡だったミルクが出てきます。その後、エスプレッソを抽出。ここまで全自動です

  • 一番泡が少ない状態(左)と、一番泡が多い状態(右)。好みに合わせて調整します

抽出が終わると毎回必ず「ツマミヲ CLEAN ニアワセル」と表示されるので、その通りにするとお湯がノズルから排出されます。続けて淹れたい場合も、1杯ごとに洗浄する必要があるため、少々時間がかかってしまうのが残念です。

カプチーノの泡はキメ細かくふわふわ。泡を少なめにすると、ミルクの味をより楽しめるでしょう。見た目もまったく違いますね。

温度・濃さ・量などをカスタマイズできるのも魅力

抽出ボタンにあるメニューは、好みの濃さと抽出量を設定できます。プログラムモードで設定したいメニューを選び、「豆量調整ボタン」を押してコーヒーの濃さを選択。こちらはイラストなので、豆の使用量などを表示するわけではありません。濃さについては何度か試して、好みを見つけることになります。

量も同じように設定ボタンで調整。コーヒー抽出が始まったら、好みの量のところで「OK」ボタンを押すだけで、迷わず操作できました。それぞれ抽出量の上限はあるものの、自分のカップに合わせた量で淹れられるのは便利です。

  • カップに合わせて量を直感的に調整できます

室温が低い冬や、水の温度が低いときはカップを湯煎することもできます。「ドリンクメニュー」ボタンから「キュウトウ」(給湯)を選んでカップを温めておけば、冷たいカップでコーヒーが冷えることもありません。

コーヒーの抽出温度そのものも、4段階から選べます。初期設定レベルは「2」。アツアツのコーヒーが好みであれば、こちらもぜひ活用したい機能です。ただ、温度を上げると少し苦味が増しました。個人的な好みとしては熱いほうが好きなので、「4」に設定しています。

  • 豆量の設定も簡単

  • 温度は「高め」「低め」から選びます

このように、ここまで細かく調整できるコーヒーメーカーは珍しく、好みの味を見つけていくのも楽しみのひとつ。毎日、色々と試しています。

デロンギのコーヒーマシンはラインナップが豊富、自分にあった1台を

ディナミカはお手入れも簡単です。トレイやカス受けなどを洗って元に戻すだけ。ミルクコンテナも分解できるので、清潔に使い続けられます。

  • カス受けに溜まったコーヒーの粉は捨てます

  • トレイを外します

  • 水洗い

  • 水滴受けも洗いましょう

  • 1カ月に一度、抽出ユニットを外してお手入れします

  • すぐに外れました

  • コーヒーマシン用の除石灰剤も付属(左)

ディナミカは16万円以上という高価にもかかわらず、品薄が続いているようですが、使ってみるとその魅力がよくわかりました。とはいえ、すぐには手が出ない価格です。

「とりあえず試してみたい」という人に向けて、デロンギは初のサブスクリプションサービス「ミーオ! デロンギ(MIO! De’Longhi)」を2020年11月25日に開始しました。1カ月当たりの料金は3,900円(以下、税込・送料込)からで、最低契約期間は2年間。

契約プランは、好みのコーヒー豆が毎月3袋届く「毎月お届け便」(月4,500円)と、隔月で好みのコーヒー豆がまとめて6袋届く「まとめてお届け便」(2カ月で7.800円)の2種類です。期間を満了するとコーヒーマシン「マグフィニカS(ECAM22112B/W)」(実勢価格は54,780円前後)の所有権が利用者に移行するので、そのまま使い続けることができます。

とても魅力的なサービスなのですが、残念ながらすぐに受け付け停止になってしまいました。申し込みが殺到し、デロンギが想定していた予定数の5倍に達したそうで、新規受け付けを休止しています(2021年2月上旬時点)。再開の見通しは今のところ不明とのことですが、再開されたらぜひチェックしてください(ミーオ! デロンギのWebサイトでは2021年早期の再開を目指して準備を進めるとあります)。

※2021年2月15日
新規受け付けが再開されました。

デロンギのコーヒーマシンは、濃厚でクリーミーなクレマ(泡)のあるコーヒーが特徴です。我が家はずっとデロンギ派ですが、在宅ワークが増え、ますます飲む回数が増えています。毎日夫婦や家族で飲むことを考えたら、モトはすぐ取れそうです。エントリーモデルからハイエンドモデルまで、デロンギのコーヒーマシンは種類が豊富。それぞれ機能や抽出できるコーヒーの種類が異なるので、比較しながら選びましょう。