「不躾なお願い」のビジネスシーンで使える例文
正しい使用の仕方をご紹介しましたが、実際にどのように使えばいいのかわからないという方も多いでしょう。そこで、最後にこの表現を使った例文をご紹介します。この表現の使い方がわからないという方は参考にしてみてください。
急なお願いの例文
そのお願いが急である場合の使い方はそれほど難しくありません。そのまま「急なお願い」に置き換えることができる部分を「不躾なお願い」とすることができます。
・不躾なお願いで申し訳ありませんが、明日までに資料を送付いただければ幸いです。
・不躾なお願いではありますが、本日中に回答をお願いいたします。
・不躾なお願いで恐縮でございますが、お見積もりの期限は今週中となりますのでご検討の程お願いいたします。
このような形で、近い期限のお願いをする際に使いやすいでしょう。
上司への社内メールの例文
上司への社内メールなどの場合、へりくだった表現として使用されるケースもあります。
・不躾なお願いではございますが、次回式典でのスピーチをお願いできませんでしょうか。
・不躾なお願いで申し訳ありませんが、次回会議の資料を私のメールにもお送りいただけないでしょうか。
上司への社内メールなどの場合は、さまざまなお願いに使用することのできる表現です。
社外へのメールの例文
最後に社外メールなど、一般的な使い方の例文をご紹介します。
・不躾なお願いで大変恐縮ではございますが、お送りした資料にてご検討の程お願いいたします。
・不躾なお願いで申し訳ありませんが、期日中にアンケートにお答えいただければ幸いです。
このような形で、相手に対してへりくだる表現や、急なお願いへの謝罪として使用されます。
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不躾なお願いという表現は、ビジネスシーンでは広く使われている言葉です。そのため深い意味を考えず、何気なく使用してしまっているという方も多いでしょう。しかし、使い方を誤ると相手に対して失礼になってしまう可能性もありますので注意が必要です。そこで、今回は意味のみでなく使用シーンや例文などもあわせてご紹介しました。しっかりと意味を理解してビジネスでのコミュニケーションに役立ててみてください。