世間は今空前の副業ブーム。でも、特別なスキルもない、人に誇れるような特技だってないサラリーマンは、いったい何をしたらいいんですか?
今回は2代目バチェラーとしておなじみ、実業家の小柳津林太郎さんに副業相談! 最近では飲食業にも挑戦するなど、7つ以上のパラレルキャリアの持ち主である小柳津さんに、一般企業に勤める普通の会社員2人が副業の悩みをぶつけてきました。
1人目の相談者「現在4社目! キャリア迷子の社会人9年目女子」
さゆりさん(仮名)
社会人9年目。1社目の出版販売会社では既存顧客向けの営業を経験。電子書籍販売会社に転職後も営業職として活躍するものの、シナリオライターの夢が諦められず仕事を辞め、企画の持ち込みなどに奔走する日々を2年間送る。その後はベンチャー企業にてアフィリエイト記事の制作に従事し、転職。現職に至る。
1人目の相談者は現在社会人9年目となる、さゆりさん(仮名)。法人向けのPR記事を作る制作職で、現在4社目、社会人生活のうち2年は無職の生活を送っていたという異色のキャリアの持ち主です。
さゆりさん「本・漫画の紹介、アフィリエイト広告関連、簡単な英語翻訳、それから姪と甥のお世話を良くしているのでベビーシッターなど、いろいろ副業にできそうなことはあると思うのですが、イマイチピンときていません……」
小柳津さんの回答は……?
"物書き"としての能力を上げられる仕事にチャレンジ!「さゆりさんは"物書きになりたい"という思いが強いと思うんですよね。そう考えると、物を書く仕事が一番いい。自分が本来向かいたい方向に進んでいくための仕事をするといいと思います」
「例えばアフィリエイトの記事だって、コンバージョンが高まる記事はきっといい記事。ついついクリックしてしまう、興味がわく記事が書けるように本気を出し続ければ、物書きとしての能力は上がります。ジャンルは何でもいいので、人に読んでもらえる記事を書く副業をやる。そして時間とお金に余裕が出てきたら、小説投稿サイトで小説を書き始めてみたらどうでしょうか?」
「もともとゲームプロデューサーをしていた知人がいるのですが、今、映画やドラマの脚本家として活躍しています。彼は『ゲームのシナリオ作りも脚本作りも、どうやったら人の気持ちが高まるか、意表を突くことができるか、仕事の本質は変わらない』と言っていて本当にそうだなぁと」
「5年後、10年後、芽が出る瞬間って続ければ絶対にあるので、ジャンルを問わず、文字での表現を続けることが絶対に大事です。もっと自信を持って書けばいい、全然できる、恐縮する必要は全くありません。応援しています!」
小柳津さんも、『バチェラー・ジャパン』の出演をきっかけに、学生時代から興味を持っていた芸能の道に進むか、ビジネスの世界でがんばるか、迷う時期があったのだとか。
ただ今は、ビジネスに力を入れ、経済的なストレスから解放される状況を作ることを優先、40代から本格的に芸能の世界に挑戦できるよう、基盤を作っているのだそう。
"複業"をきっかけに夢への切符をつかんだ小柳津さんだからこそ、アドバイスにも説得力があります。