カバーを2色から選べるゲーミングマザー

NZXTの「N7 Z490」は、外観がスタイリッシュなZ490チップセット搭載マザーボード。基板は放熱性の高いメタルカバーで覆われており、ブラックとホワイトの2色が用意されている。ネットワーク機能は、Realtekの2.5GbEとIntelのWi-Fi 6を搭載。同社の「CAM」機能により、LED/ファンの制御も可能だ。価格は35,500円前後。

  • NZXTの「N7 Z490」。メタルカバーにより、スッキリしたデザインになっている

    NZXTの「N7 Z490」。メタルカバーにより、スッキリしたデザインになっている

  • バックパネルも比較的シンプル。HDMI、2.5GbE、USB3.2タイプCなどを搭載する

第4世代の「S.A.C」クーラーを搭載

ELSAの「GeForce RTX 3070 Erazor X」(GD3070-8GEREZX)は、新設計の「S.A.C 4」クーラーを搭載したGeForce RTX 3070グラフィックスカード。基板を従来よりショート化し、クーラーの先端側でエアフローを貫通させる「Throughflow Cooling System」により、冷却性能を高めたという。価格は74,500円前後。

  • ELSAの「GeForce RTX 3070 Erazor X」。3スロット厚のクーラーを搭載する

  • 同モデル向けにカスタマイズされたVGAサポートステイ(長尾製作所製)も同梱

あの「Gentle Typhoon」がADATAから復活

ADATAというとメモリやストレージの印象が強く、日本で冷却パーツの知名度はそれほど高くはないが、注目の12cmファンが登場した。この「XPG Vento Pro 120 PWM」は、あのNidecとの協業により誕生。人気モデル「Gentle Typhoon」をベースに設計されており、冷却性能を重視したい場合に良いだろう。価格は3,000円前後。

  • ADATAの「XPG Vento Pro 120 PWM」。しっかり「Gentle Typhoon」の文字が

  • 四隅には振動を抑えるラバーパッドを追加。静音性にも優れている

ファン回転数は900~2,150rpmで、ノイズレベルは10~28dBA。最大風圧は3.15mmH2O、最大風量は75CFMと、高いスペックを誇る。高精度のデュアルベアリングを搭載し、過酷な環境下でも高い耐久性を発揮。ケーブルはデイジーチェーン接続に対応しており、水冷ラジエータでの利用時などに便利だ。

ペルチェ内蔵で超強力な水冷ブロック

EK Water Blocksの「EK-QuantumX Delta TEC - Copper + Nickel」は、Intelと共同開発したというCPU水冷ブロック。ペルチェ素子を内蔵しているため、CPUを周囲の温度以下まで冷却することが可能だという。対応プラットフォームはLGA1200のみで、フィッティングは別売。オリオスペックでの価格は48,972円。

  • EK Water Blocksの「EK-QuantumX Delta TEC - Copper + Nickel」

  • CPUベースは銅製。周囲の結露を防ぐため断熱カバーを搭載している

上級者向けという水冷オープンケース

オリオスペックにて、非常にユニークな水冷用オープンケースが新発売。これはZADAKの「Moab II Elite」という製品で、マザーボードはmicroATXに対応。CPU用の水冷ブロックとラジエータが最初から組み込まれており、コンパクトな水冷システムを構築することができる。価格は133,100円で、納期は4週間程度。

  • ZADAK「Moab II Elite」の組み込み例。土台部にはRGB LEDも搭載する

  • 背面側には24cmラジエータを搭載。下部はSFX電源の格納スペースとなる

前面には、デジタル表示の水温計と、静電容量式のタッチスイッチも搭載する。同店によると、「製品マニュアルが無い上級者向け製品」とのことで難易度は高いが、店長による紹介動画が公開されているので、これを見ると分かりやすいだろう。

外観はなんともユニーク。互換性が気になるところだが、このデモではMSI「MAG B550M Mortar WiFi」を使用したとのこと