「30歳までAKB48を卒業しません」。2019年11月に音楽番組で宣言したAKB48の柏木由紀(29)が、今年7月15日に節目となる30歳の誕生日を迎える。30歳になったら卒業する予定なのか、今どのように考えているのか本人を直撃した。
柏木は「今は本当に決まっていない」と答え、「でも誕生日に何かは言わないといけないと思っているので、『30になったので卒業します』なのか、『30になったけど様子を見ます』なのか。あと半年あるので考え中ですが、誕生日に何かしら言うと思います」と説明。
「AKB48の現役メンバーで30代が今まで1人もいないのでその歴史を更新することに。一番になったことがないんですけど、年齢で一番をとれそうという(笑)。年齢もポジティブに変えて、アイドルは年齢関係なく見ていて元気になれる存在であると、個人的にそうなりたいですし、グループとしても人数を生かして元気になれるグループでいたいと思います」と、節目を迎える2021年の抱負を語った。
昨年12月に峯岸みなみのYouTubeチャンネルにゲスト出演した際に、「卒業するまでにやりたいこと」を語り、「センターをやってみたい」という願望を明かした柏木。「Wセンターはやったことがあるので、『センターやっていましたよね?』と言われたんですけど、0番(センター)に立ちたいなと。若い子がたくさんいる中で私を選んで応援してくれている人に報われてほしいというか、応援していてよかったと実感できる形の一つとしてセンターがあるのかなと思うので」とその真意を説明した。
昨年12月8日に15周年を迎えたAKB48。柏木は「普通に生きていて15年何かを続けるのは難しいことなので、私自身14年続けられたこともすごくうれしいですし、グループとして15年を迎えられたこともうれしいです。メンバーも増えて、楽曲も増えて、歴史をどんどん更新し続けている中の15周年というのは感慨深いですし、さらに先に続けていきたいと思った15周年でした」と、グループのさらなる発展を願った。
この1年は新型コロナウイルスの影響を受け、公演を中止したり配信での開催に切り替えたり、変化を余儀なくされているが、柏木はファンの大切さを改めて感じているという。
「『会いに行けるアイドル』とうたっていますが、そうではなくなったこの1年。当たり前に毎週末ファンの方と、握手会や秋葉原の劇場で会っていたのがなくなり、ファンの方にすごく支えられていたんだなと改めて実感しました。ライブをやってもいつもの掛け声がなく、握手会にしても画面越しで、この状況の中でも交流はできていますが、やはり『会いに行けるアイドル』というのが大事だなと感じています」