• 『アクター芸人が完全生再現 激ヤバ! チョコプラ修羅場劇場2020』より

こうして勢いが続く中で襲いかかったコロナ禍。収録がすべてストップした時期もあったが、当時はどのような心境だったのか。

長田は「周りの芸人が何か新しいことをやり始めて、そういうのを見てちょっと焦って、自分の何か作らなきゃと思っていろいろ買いあさってみたんですけど、1週間、2週間経ったらもうその状況に麻痺して、結局何も作らなかったです(笑)。新しいネタを作るというのも、一切しなかったですね。でも、収録が再開したら、またたくさんお仕事を頂けるようになったので、結果として良い休養期間になったなと思います」と、前向きに捉えたそう。

松尾も「その前までがバーっと忙しくさせてもらってたので、ちょっとお休み期間みたいに感じていました」と同調しつつ、「思ったよりお休み期間が長かったので、売れてないときの体に戻っちゃって、仕事が始まったときに番組が1日2本あるだけで『2本かぁ~』ってなっちゃいました(笑)。最近、やっと忙しい体に戻ってきた感じがします」と、コンディションを持ち直すのに苦労したようだ。

■「今年は自信あった…」流行語大賞に恨み節

これだけ多くの人にマネされるフレーズを持つキャラクターを生み出してきたにもかかわらず、「新語・流行語大賞」とはなぜか無縁の2人。長田は「『Mr.パーカーJr.』ができたときは、今年はいけると自信あったんですけどねぇ。ただ、フワちゃんとか、今年はブレイクした芸人も多かったので」と悔しさをにじませる。

一方の松尾は「流行語大賞に関しては、僕ら去年から『何を基準に選んでるんだ!』って文句しか言ってないです。だって、『100日後に死ぬワニ』も入らなかったんですよ!? だから本当に、悪口しかないです。僕のしゃべった言葉の最後に、全部“(怒)”って入れてください(怒)」と収まらない様子だ。

そんな中、ミュージックビデオをパロディーにした瑛人の「香水」がノミネート入り。長田は「もちろん瑛人くんのものですけど、ちょっとくらい俺らのと思ってもいいかなみたいな余韻には浸ってます(笑)」と、他人事ではない喜びを語った。

そして今回、初めての全国ネット冠番組という大役をつかんだが、長田は「僕らはバシバシツッコんで、きれいに仕切るMCというタイプではないので、MCもボケになってゲストの人にツッコんでもらうという今回の形は、すごく合ってたなと思うし、番組としても新しい形なんじゃないかなと思います」と手応え。

松尾も、「本当に僕らも楽しくやらせてもらっただけなので、レギュラーになったらいいなと思います。そのときは、(パンサーの)向井(慧)くんもレギュラーにしてもらって、どんどんツッコんでもらいたいなと思いますね」と期待を膨らませている。

  • 『アクター芸人が完全生再現 激ヤバ! チョコプラ修羅場劇場2020』の出演芸人たち