デジタルネイティブ世代の20代がターゲット
ahamoの提供に至った背景について、井伊社長は「お客様のニーズが多様化しており、従来の料金プランのままでは、すべてのお客様に等しく満足いただくことが難しくなってきました。そこで料金プランを、コンセプトから作り直す必要に迫られました」と説明します。ahamoが狙うターゲット層は、デジタルネイティブ世代の20代です。
ahamoの設計には若手社員の意見を広く取り入れたそう。代表して登壇したマーケティング部の高山賢人氏は「これまでの料金プランは複雑で分かりづらく、また家族で使うことでメリットが最大化されていました。(親元を離れるなど)ライフスタイルが変化する20代ですが、まずは個人として生活される皆さんに使いやすいプランを用意しました」と説明。
申し込みはオンラインのみ、eKYCでの本人確認も
またサービスデザイン部の佐々木千枝氏は「申し込みから機種変更、サポート、各種設定を簡単にオンラインで解決できるWEBサイトとアプリを開発しました。安心してご契約いただけるよう、eKYCによる本人確認にも対応しています」と説明しています。
ちなみにKDDIではUQ mobile、ソフトバンクではワイモバイルといったサブブランドを展開することで顧客のニーズに対応していますが、ドコモではahamoをサブブランドとはせず、あくまでドコモのメインブランドのひとつとして取り扱っていく考えです。
サブブランドではなく、メインブランドとして提供
ドコモでは、すでに「ギガホ」「ギガライト」を提供中ですが、そちらは「データ小容量から無制限までカバーし」「家族の利用でお得になり」「実店舗でフルサポートも受けられる」Premier(プレミア)な料金プランとして継続していきます。
一方で、今回のahamoは「中容量で」「シンプル・オンライン特化型の」高コスパなNew(ニュー)プランとして提供。このほか、MVNOと連携した「小容量で」「超低廉な」Economy(エコノミー)プランも検討しているとの話でした。
ちなみにahamoの名称には、未知の物事を瞬時に理解することを意味する「アハモーメント」、「なるほど」という相槌の「Aha」、楽しいときの笑い声の「アハ」という3つの意味を込めたとのこと。ドコモではahamoを通じて、利用者に「驚き」「喜び」「楽しさ」を感じていただきたい、としています。