大きな画面だからできること
2020年モデルの中で、iPhone 12 Pro Maxならではの特徴といえばやはりiPhone史上最大の画面サイズ。ユーザーにとってそれはどんな価値があるのでしょうか。いろいろな使い方を試してみました。
パソコン代わりにビジネスアプリ
プロジェクトのガントチャートでセルの塗りつぶしを更新する作業って面倒ですよね。そんな時にこの大画面が役立ちます。アプリですぐドキュメントにアクセスできるし、気付いた時に隙間時間で処理できるから、後回しにして忘れてしまうことを防げます。
iPad代わり…にはならないけれど、メモ程度なら
iPhoneはApple Pencilには対応していませんが、一般的なスタイラス(タッチペン)は使えます。アップデートしたメモの手書きツールで、ちょっとしたメモ書きが捗ります。
「見る」も「使う」も、画面サイズは情報量
映像編集など操作画面の情報量が多いアプリでは、特に使いやすさを実感。作業の丁寧さに差が出ます。
iPhoneで撮ったものをベストな環境で閲覧
画面が大きいだけでなく、高コントラスト・広色域のHDRディスプレイだから、映像の視聴環境としてもハイクオリティです。オーディオ性能もドルビーアトモス対応で、本体だけで十分に映画を楽しめます。
また、単純にiPhoneで撮影した写真や動画を見るための画面としても最適。サイズだけでなく、HDRに対応した輝度や色域があるから、撮影したままの鮮やかさが表現できます。
手にして使ってみると、自分が持っていた"iPhone"の概念に照らしていろいろやりすぎな部分があって、そこが「Pro」で「Max」たるゆえんであろう思っていました。でも、これだけのスペックがあればタブレットやPCの役割までそこそこカバーすることができます。
プロのためのiPhoneというより、むしろこれだけで何でも済ませてしまう「iPhoneのプロ」を可能にする端末と言えるのではないでしょうか。5G通信の普及でこの先ますますできることが増えていくでしょう。今後もiPhoneの概念を何度でも塗り替えられるよう、心の準備をしておく必要がありそうです。